シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?
ネコも自分も楽しみたい。
上京、一人暮らし、キャリアを積む日々...
仕事帰り、玄関で真っ暗な自室を見渡すにつけ、実家に残してきたネコの顔がよぎること数回。会いたい気持ちに誘われて、いっそここで飼ってしまおうか、なんて想いが沸々と湧き上がってくることも。そう、飼い主にとってペットの存在はとても大きいもの。
だからと言って思い立ったが吉日というわけにもいかないのが、しがない賃貸事情。ペット可のマンション・アパートはあるものの、希望の条件に合った住まい探しとなれば難航することもしばしば。イヌ・ネコとなれば、なおさらです。
さらに加えて、忙しい仕事とペットの世話の両立も頭の痛い不安要素。せっかく一緒に暮らすなら、お互いできる限り幸せに生活したいもの。可哀相な想いをさせてしまうようであれば、やはり飼うべきではないかも・・・
などと日々、思い悩むネコ派の皆々様。
もしも現在の暮らしのなかで、ペットとの暮らしが現実的に選択できる環境があれば素敵ではないでしょうか。今回はその先駆けとも言える、全4室の女性専用物件「シェア・ラ・キャット 馬込」。
東京初・本格的にネコと暮らせるシェアハウスにお伺いします。
階段を上がった先の小高い立地に、可愛らしい白亜の住宅。
玄関までの道のりを少しばかりの階段が阻んではいますが、ネコたちが待っていると思えば、ものの数ではありません。
門扉の右側にはシェアハウスのサイン。
品よく綺麗にまとめられています。よく見れば、さっそくネコたちもお出迎え。左脇のライトを覆うように添えられている葉も存在感を示します。
門扉をくぐってすぐの左側には、宅配ボックスとポスト。
手前に並んだボックスが宅配便用です。事業者さん用、入居者さん用に分けられ、ちょっとした宅配物には十分対応できます。
奥には、カラフルなポスト。
各部屋専用に1つずつと事業者さん用です。リズムよく並んでいます。
階段を上りきると、玄関へ到着です。
階段を上ったことで、先ほどより見通しが開け、気持ちが良いです。
中へ入る前に、寄り道を1つ。
玄関右脇の小さなお庭を見てみます。シルエットと緑のコントラストが綺麗。植え込みの中の、何かをねらっているのかもしれません。
さて、それでは建物の中へ入ってみます。
玄関の鍵はオートロック式です。ナンバー入力、もしくはカードキーで開錠します。
ロックを解除してゆっくりと玄関の扉を開けると、外壁と同様に白で統一されたクセのない仕上げの空間が目の前に現れます。
開いた正面の扉の先は、左右に分かれる廊下です。右手は101号室と階段へ、左手にはリビングがあります。
振り返ると、土間の部分には姿見のある両開き扉の靴箱が。
全4室ということで、たたきも靴箱もコンパクトながら充分なボリュームと言えそう。玄関口と靴箱の間には傘立てが置かれています。
靴箱を開くと、中板がぎっしり。
縦向きに長い形状ですが、1段に2足程度収納できるため、ボリューム面は問題なさそうです。
ちなみに、すぐ右側の扉はお手洗いになっています。玄関との距離がこれほど近いのも割とユニークな気がしますが、実用を考えれば、案外丁度よい配置なのかもしれません。
ブーツスタンドの用意もあります。
真ん中の支柱を伸ばして上下に1足ずつ置いておくタイプ。全部で4足収納可能で、困りがちなブーツの管理には重宝するかも。
それでは、リビングを見てみましょう。
中央にはダイニングテーブル、右側にはキッチンが設置されています。ネコたちは入居者がいる時のみ、リビングに入室可能だそう。洗面台の左手にはバスルームもあります。
少し角度を変え、洗面台側からリビングを見てみます。
すっきり、さっぱりとまとめられています。ガラス戸の奥は玄関や専有部へ続く廊下になっています。
テレビの上に掛けられた時計のモチーフも、ネコ。
こちらはイタリア製の掛け時計だそう。くるりとした尻尾が時計の振り子になっています。小鳥との関係が気になるところです。
このテーブルで、入居者さん同士の白熱したネコトークが繰り広げられるのでしょうか。
リビングの入口近くには、マガジンラックも設置されています。
上段に置かれているのは、ネコ飼いのバイブル「ねこのきもち」。こちらは定期購読され、毎月新しいものが並ぶとのこと。入居者さんにとっては、嬉しい特権ですね。
一方、下段にはハウツー本のほか、ハコネコをはじめネコ好きのツボを押さえた本が並びます。
ネコの為となれば、勉強も苦にならないかも。
キッチンは、先ほどのこちら。
シンク周りは、比較的コンパクトな造りです。
左の戸棚には電子レンジが1台と炊飯器が2台。
ふと足元を見てみると、カーペットには6匹のシルエット。
それぞれ、少しずつ個性が出ています。
次に、キッチン台です。
シンクはスタンダードなものが1つ。正面にはステンレスの棚が設置され、布巾も手に届く位置に掛けておくことができます。
IHヒーターはパネルの対角線上に2つ。
好みは分かれますが、フラットでお手入れがしやすいのはいいですね。
鍋などの調理器具はIHパネルの下に収納されています。
物は使う場所に収納、が基本。さっと取り出して使えます。
キッチンの右側へ移動し、食器棚を見てみます。
こちらにも電子レンジ1台が用意され、ガラス戸の中には共用のお皿やグラスなどの食器が並んでいます。
同じく、下の戸棚にもぎっしり。
こちらは主に深めの食器や平皿。これだけあれば、私物の食器なしでも暮らしていけそうです。
テレビ台の役割も果たしている収納スペースは、各部屋ごとに自分用の食材やキッチン用品などを収納できるようになっています。
正方形の扉1枚が、1部屋分。左側にはペダル式のゴミ箱も置かれています。
キッチン脇の掃出し窓を開けると、背の高いコンクリートの塀が建てられています。
窓から出た先には大型のゴミ箱が2つ。
キッチンに設置されたゴミ箱が一杯になるようであれば、都度こちらに移動することもできます。
左側には、洗濯機も置かれています。
実はこちら、基本的にネコ用品専用の洗濯機だそう。入居者用の洗濯機は室内なのでご安心を。庇がないので天候の良い日を狙って使いたいところです。
続いて水回り設備へ。
掃出し窓のすぐ脇には、小型の洗面台が設置されています。
メインの洗面台は、白い扉の奥にある脱衣室に設置されています。
小型の洗面台の上にはミラーキャビネットがあります。
メインの洗面台は脱衣室の中にあるため、歯磨きセットはこちらにしまっておいた方が勝手がよいかもしれません。隣に掛けられたホワイトボードはコミュニケーションツールです。
そして、こちらが入居者用の洗濯機です。
上の棚には、洗剤などを収納するためのケースが部屋ごとに用意されています。
そして、バスルーム前の脱衣室。
こちらの洗面台もミラーキャビネット付き。なお、脱衣室の扉にはきちんと内鍵が掛けられるようになっています。
脱衣室の奥はバスルームです。
浴室内はスタンダード。でも、淡い桜色の壁が女性らしいです。
お手洗いは、先ほど見たとおり玄関入ってすぐの左側。
ウォシュレット付きです。
それでは、ここから専有部を見ていきます。
まずは、玄関を入って右側、リビングと反対の方向に位置する101号室。
全4室ということもあり、1階の専有部はこの1室のみとなっています。
扉を開けると、キャットタワー付きの白のロフトベッドが目に飛び込んできます。
キャットタワーから梯子に移り、ロフトベッドまで上ってくるネコの姿が目に浮かぶようです。
手前の鏡はワードローブ。
横幅は少し控えめですが、ポールハンガー付きで使い勝手は良さそう。扉の姿見も何かと便利です。収納量に不安がある方はロフトベッドの下も使えますが、ネコ様の対策はくれぐれも忘れずに。
ベッド下からドアの方を振り替えると、こんな具合。
エアコンには、除臭機能が付いています。また、仕上げの床材や壁紙もペット用を使用。通常のものに比べてニオイや汚れに強く、お掃除も簡単なのだそうです。
窓の外には、緑がいっぱい。
ガラスに映るグリーンと日差しが目にも潤いを与えてくれます。
窓には防犯用警報器も取り付けられています。
1階ということもあり、こうしたものがあるだけで心なしか安心できますね。だからと言って、窓の閉め忘れはくれぐれも気をつけたいモノ。
腰壁の壁紙は、シンプルながらも可愛らしいデザインです。
それでは、2階へあがります。
右手の開いている扉はリビング、階段脇のガラス戸は玄関へと繋がっています。
玄関との間の扉は、共用部をうろうろするネコたちが玄関に出るのを防ぐ役割もあるのだそう。なるほど。
階段は、後半で右手に曲がります。
ネコのアイレベルにちょうどぶつかりそうな場所に貼られているのは、草木のウォールステッカー。左上の隅には、白い棚状のキャットウォークもチラリ。
振り返ると、大きなアーチ窓。
その中心にも、しっかりキャットウォークが渡されています。
ネコたちは外の景色を見るのが大好き。特に、高いところから見下ろすのが一番好みです。ひょっとしたら、彼らにとってのリビングはむしろ、ここなのかもしれませんね。夜には集会があるやもしれません。
階段脇には掃除機が2台。用途に合わせて使い分け可能です。
1階、2階共に、モニター付きのインターホンも設置されています。
1階はリビング、2階は掃除機置き場の横と両階にあり、突然の来訪にも素早く対応できます。
女性専用ということもあり、これも嬉しい設備です。
次に、2階専有部を見ていきます。まずは201号室から。
鍵はオーソドックスなもの、回してカチャリと開けるタイプです。
さて、扉を開ける前に、足元に注目。
各部屋の扉には、キャットドア(ネコ専用出入口)が付いています。小さな入り口から、にゅーんと顔を出してくる姿が想像できますね。
なお、子猫の時期など他のネコたちと離しておきたい場合は、内鍵を閉めて出入りできないようにしておくことも可能です。
扉を開けると、少しだけ濃いめのブラウン・カラー。
実はこの部屋、占有のベランダに加え、上部にはロフトまで付いています。気になるところですが、まずは室内をぐるりと見渡します。
ベランダ側から見るとこんな様子。
右脇に置かれたソファは伸ばすとソファベットになるタイプ。扉の横には姿見が設置されています。そうそう、全室、希望すればキャットタワーを設置してもらうこともできるそうです。
デスクも、必要に応じて小ぶりなものに変更できるとか。
それでは、ベランダに出てみます。
ベランダ幅はこんな感じ。ベランダから左、右と眺めてみます。
左手には低地の住宅街、右手には緑、といった具合です。もちろん、物干し竿も付いています。
それでは、気になるロフトへ。
デスクの上あたりの天井部から、折り畳まれたハシゴを専用の金具を使って下ろします。女性にとっては少し大がかりな作業となるので、慎重に行ったほうがよさそう。ネコの所在にも十分注意です。
やや急なハシゴを上っていくと、ロフトに到着。
天井は傾斜になっていますが、天井高の高いほうであれば、小柄な女性の場合立つこともできそうです。
長細い空間です。
物置として使うもよし、生活空間として使うもよし。用途は入居者次第といったところですが、大きなモノや重いモノを抱えての上り下りの際は、十分に注意が必要です。
ロフトの窓の外は、思いのほか開けていました。
光もたっぷり入り、気持ちよい風が入ります。
ナチュラルカラーの202号室。
専有部の中では一番広い部屋です。パッと見た印象でも、ゆとりがあります。
クローゼットの中も見てみましょう。
収納は4つに区分けされています。左側にはポールハンガーが取り付けられていますが、吊るしておきたい衣類が多い場合はつっぱり棒を右側にも取り付けてしまうのも手かもしれません。
ベッド下には大きな収納ボックスが二つ。
衣替えで使用頻度の下がった衣類などをこちらにしまえば、クローゼットには今使うものを収納することができますね。
少し移動して、クローゼット側から専有部を見てみます。
中央のキャットタワーを起点に、壁から天井近くにはステップを踏んでキャットウォークが取り付けられています。
ネコ視点ではこんな感じ。
キャットタワーで遊んだ後は、窓からの日差しを受けながらベッドの上ですやすや、なんてこともありそう。
最後に203号室です。
ドアのすぐ左側に、キャットウォークとキャットタワーが設置されています。
少し奥へと進み、先に収納を見てみます。
壁一面が収納となっているため、収納面では一番充実しています。左側の片開き収納はポールハンガー付き。
密かに他の部屋にも付いていた物干しハンガーは、窓の近くに。
次に、収納側からキャットタワーを見てみます。
単に運動不足解消のためだけではなく、ネコたちが安心できるようにと小さな部屋や爪とぎも取り付けられています。家ネコにはありがたい代物です。
そして、こちら。
糸で繋がれたネズミです。ここぞとばかりに、ネコパンチが飛び出すはず。
どんどん活用して欲しいですね。
それでは、最後に玄関周りを見てみます。
玄関を出て右側には、布団を干すスペースがあります。布団干しは折り畳み式なので、必要のない時は畳んで立てかけておくことも可能です。
そして、その一角には猫たちの洗い場。
室内飼いの場合は、ここが唯一の外になるネコもいそうです。
渋谷駅まで17分、新宿駅まで24分と手の届く距離。何かと便利なターミナル、五反田駅までは5分で到着です。
駅前の環七通り沿いには飲食店も。駅の近くには24時までオープンのスーパーやコンビニがあり、仕事帰りにも寄ることができそうです。
周辺は住宅街が多く、昔から長くこの街に住んでいる方々が多く暮らしているのだそうです。深夜に帰宅する人々も多く、帰りの遅い女性にとっても比較的安心感があるのではないでしょうか。
なにより、駅から徒歩2分という距離はありがたいですね。
ネコとの暮らしをサポートしてくださるのは「東京房屋」さん。
ご夫婦とスタッフさんの計3名で運営・管理されます。
今回がはじめてのシェアハウスとなりますが、ご夫婦はご覧の通り、物腰の柔らかい方々。困ることがあれば、すぐに相談してみましょう。写真と実際お会いした時のギャップはあまり感じないのではないでしょうか。
また、管理される女性スタッフさんは、現在実際に家ネコを飼っている方だそう。ネコを飼う女性の方々にとっては、良き理解者となりそうです。経験者ならではの、気づきやご配慮があり、心強いかと思います。
ただ、現在(2012.7)は残念なことに満室の様子。空室が出ているのを見つけたら、お早めにコチラからお問合わせを。女の心は猫の眼、タイミングが大切です。
「寝子」が語源候補の1つというのはご存知でしょうか。
彼らの睡眠は一般的に14時間~16時間、更には20時間ほど眠り続けることもあるそう。もちろん、周りに警戒する必要のない家ネコ限定のお話にはなりますが、ネコの語源の候補にあがってしまうのも頷けます。
毎日の日々をこんなにも寝て過ごす彼らの生活は、なんとも贅沢なような、勿体ないような。どちらにせよ、「安心できる環境ここにあり」とでも体現しているかのようです。
それでは、ご一緒に20時間睡眠でも...とはいきませんが、ほっと肩の力を抜くことができる住まいの存在は、ネコにとっても人間にとっても幸せなことだな、としみじみ思うのです。
(シブヤ)
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