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ひつじ不動産の運営するオープン・オフィス「PoRTAL」。
ローンチから10ヶ月が経過したいまの状況は?
今回はシェアハウスではなく、ひつじ不動産の運営するオープン・オフィス「PoRTAL」のお話。
2012年3月のローンチ当初は少々もてあまし気味だった大空間も、時とともにすっかりこなれてきました。最近では数日程度の出張から戻ってきても、まるで実家に帰ったようにホッとしてしまうほど。
ハードワークの日々も、なんだかこの空間に助けられている部分は大きいなと実感します。
そんな具合で、僕ら当事者たちは割とお気に入りのこのオフィス。
ローンチからの10ヶ月間で、いったいどんなことが起きて、そして今どんなことになっているのか。タイムマシーンのように、まとめてキャッチアップしてみたいと思います。
契約やら、設計やら、施工先の調整やら、自分たちで手を動かしての塗装にインテリアの搬入やらを経て、ようやくPoRTALがスタートしたのは3月になってから(→「ゆたかな仕事場、ゆたかな居場所」)。
ちなみにオープン当初の大空間を持て余していたころ、例えばラウンジはこんな感じでした。
これが、割と最近だとこう。
モノもヒトも、ほど良い具合になってきました。
3月下旬に行われたローンチイベントは、多くのクリエイターさんが作品を直売するwork&shops(1日目/2日目)。
個人的には、販売された作品と同じくらいクリエイターのファッションショー的に楽しんだ側面が大。
複数チームの参戦したケータリングが、すばらしく美味だったのも印象的でした。
ローンチ後は外部との交流プログラムとして「ポップアップ・オフィス」という仕組みを作り、普段はPoRTALにいない方々を呼んで期間限定の出張オフィスをやって頂きました。
参加してくれたのは、見る人が見れば唸る玄人好みな顔触れ。コピーライターのrockakuさんとは、ワンナイト・イベントもやってみました。そう言えば最近やっていませんが、またやりたいです。
夕方から夜にかけてのコーヒータイムも、ローンチ当初から毎日続けています。
快適なオフィスに必要なのは、開放的な空間と豊かな緑、 そして美味いコーヒーと素敵な人々。それだけあれば、もう充分と実感する瞬間。
最近は、嬉しいことにPoRTALを拠点とするレジデントさんがコーヒータイムを主催してくれることも。出張先からお土産を持ち込んでくれる方もいたりして、つまむものにも困らないのです。ありがたや。
春になると、毎週水曜夜の菜食ホームパーティー「veganic high」が始まりました。
こちらも毎週色々な分野の方々が訪れ、美味しい食事をとりながら初めて出会って話をする素敵な機会になってきました。
ほどなくして、平日の昼間にはなんと「まかない」まで出るようになりました。
このまかない、ひつじ社は実はノータッチです。入居している企業さんの社内向けの提供が、他のレジデントさんにも開放されるという奇跡のスタイル。いつも偏りがちな栄養を補完する、貴重な栄養源になっています。
秋口には、レジデントさんが集まる懇親会なんてのもありました。
たくさんの人々が日々出入りしていても、その多くが勢揃いする機会は少ないもの。お互いに初めて話をする方も多く、珍しく名刺が飛びかう光景を多く目にしました。
さて実際のトコロ、こんな飲み食いばかりにウツツを抜かしているわけではもちろん、ありません。たいていの時間は、誰もがじっくりそれぞれの仕事に集中しています。
PoRTALを拠点にしているレジデントさんはフリーランスやスモールビジネスが多いせいか、なかなかハードワークな方の比率も高い気がします。
ちなみに、業種やキャリアは見事なほどバラバラ。
各地の地元ギフトのパッケージングと流通に取り組む人たちに…
出版、放送な人々。
あ、漫画家さんも出版でしょうか。
エンジニアさんやいわゆるスタートアップといった、IT方面の面々。
各方面のデザイン軍団。
他にもコンサルタント、金融、不動産&建築、広告、翻訳、映画、”きれいに太る”ためのコーチに、メルヘンキャンパー…と、とにかく多彩。でも、誰もがすこし肩の力の抜けたほどよい塩梅のいい大人、というあたりは共通なんですね。
そんないい大人ですが、年末の大掃除なんかも付き合ってくれます。
もちろん、この後たっぷりと呑まれる年越し鍋大会が待ち受けているわけですが…
ほかにも、オフィスで美味しいコーヒーを淹れるためのワークショップが開催されたり(thanks "Cafe Obscura"!)、
おそるおそるドラゴンフルーツを食べてみたり(thanks ”自由研究団“!)、
朝食をとりつつ世界のニュースとドキュメンタリーをチェックしてみたり(thanks "Film Method by SCHOOL"!)、
ベーグルを食べたり、
かぼちゃを掘ったり(thanks "自由研究団"!)、
落書きしたり、
年越し鍋を囲んだり、
巨大な生ハムにチャレンジしたり、
レッドブルガールが乱入したり、
時として誰もいなくて不安になったり、
色々と設備を工夫してみたり、
疲れ果てて天井を見上げたり、
夜になるとたまにギターの音色が聞こえたり、
なんてこともありました。
こうして見ると、なかなか密度の濃い10ヶ月だったような気がします。
渋谷駅のほど近くに、大きな窓から抜群のグリーンが覗きこむ開放的な空間を発見して以来、怒涛のようにスタートしたPoRTALというプロジェクト。
色々と語るべき物語もありますが、その辺は当時の記事「物語が生まれる仕事場を選ぼう」あたりをご覧あれ。
あらためて振り返ると蘇る、ローンチ当初から抱いていたこんな想い。
なにも、ここで派手な出来事が頻繁に起こらなくてもいい。色々な人と適度な距離感で接点が生まれて、日々の仕事の風景が、今よりもっと快適に、オモシロくなればそれが一番。
“ちゃんとできたよ!”と、昨年の僕らにおおいに教えてあげたい気持ちです。
PoRTALという場に込めたひつじ社の関心は、今あるオフィスの普通の姿を、色々なアプローチで少しだけ豊かでより良いものにするための、しっかりとした方法論を知ること。
それは住宅で取り組んできたことと、やっぱり同じことなんですよね。
住宅もオフィスも、ちょっと良い感じの「普通」ぐらいが一番だと思うんです。
(キタガワ)
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