シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?
被災者住宅にも、きっと選択肢が必要。
今回はシェアハウスのご紹介は1回だけお休みして、ちょっとお知らせをしたいと思います。
例の、震災に関することです。
ひつじ不動産では、3.11直後から不動産・建築関係者のボランティア有志によるプロジェクト『仮り住まいの輪』に協力し、インターフェイスづくりやシステムの開発・運用に取り組んでいます。
「仮り住まいの輪」の主旨は、今後様々な段階で必要となる一時的な住まいを、善意にもとづいて一定期間無償(光熱費などの実費のみ負担)で提供してくれる全国の不動産オーナーさんと、それを必要とする方々の橋渡しをするプラットフォームをつくろうというもの。
もともとは、阪神淡路で復興支援の住宅供給に携わった建築家さんの発案からスタートしています。
“当時は、必死でたくさんの住宅を建てまくったんよ。でも、後から本当は関西にたくさんの空き物件が余っていたことを知って、なんでそれを有効に使えなかったのかと愕然としてん。それに、仮設住宅で心を病んでいった人がたくさんいた。ただ住めれば良いというもんやない。心の触れ合いも大事やねん” (アート&クラフト 中谷ノボル)
※関西弁部分はイメージです
もちろん善意だけで物事がうまくいくほど甘いはずはなく、もしかしたら少し困った事だって起こるかもしれません。善意であるからこそ後先のことまで考えて、できるだけきちんとした「仮り住まい」提供の在り方がデザインされていた方が良いはず。
不動産、建築のプロフェッショナルが勢揃いした今回のプロジェクトでは、貸し手側、借り手側の双方のために充実した「貸し方・借り方マニュアル」や「契約書類の雛形」などが整備され、トラブル防止に役立てることができるようになっています。
多忙な仕事の合間を縫って多くのプロの方々が議論を重ねて作成したこれらのマニュアルや書類は、今後様々な災害時に活用できる非常に価値あるツールになりそうです。
空き物件をお持ちの不動産オーナーさん、自宅に空き部屋のある不動産オーナーさん(今回は間貸しも可能。ただし、賃貸の方はオーナーさんの承諾必須)、空き部屋があって「いっちょやったるか!」という気概のあるシェアハウスの運営事業者さんなどは、ゼヒ物件情報をご登録いただければと思います。
それから被災地に知り合いのいる方、もし良ければ、仮り住まいの輪の存在を知らせて頂けると嬉しいです。すぐには使わなくても、いざ必要となった時に、ひとつでも多くの選択肢があるということが重要な意味を持つかもしれません。
「仮り住まいの輪」は、困っている人全ての役に立つことができるわけではありません。 でも、役立てることができる方もまた、確実にいるはず。少しでも多くの選択肢を提供する事ができるなら、存在する価値があるのではないかと思っています。
災害支援と言うことで、普通はなかなか目にしないような物件がちょこちょこと登録されます。オモシロ不動産情報として、これはこれでゼヒお楽しみあれ(自粛しなくていいよね?)。
(キタガワ)
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