シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?
調布で見つけた、お気に入りの暮らし。
いざ「引っ越そう」「家を探そう」と思いたっても、条件にぴったり合う家を見つけるのは意外と難しいもの。
立地条件やバス・トイレ別といった設備条件だけでもそうですが、さらに空間の雰囲気まで追い求めれば難易度はグンと上がります。
海外のアパートメントみたいな雰囲気がいい。
バスルームは綺麗じゃないと。
敷地や部屋がゆったりしてたらいいな。
毎日過ごす場所だからこそ、譲れないことが多いもの。
2017年秋、調布に誕生した「MDL Apartment」は、「これだ!」と、運命を感じることのできる建物だと思います。
瀟洒(しょうしゃ)な雰囲気の、爽やかな外観。
80年代の上品なレトロさを感じますが、2017年築。
1K〜1LDKの間取りは、ファミリーの入居もOKです。子どもたちにとっては、建物の中庭が一番の遊び場になるはず。
1階のラウンジは、ご近所さんも立ち寄ることのできるオープンなスペース。
たくさんのハンドメイド作品が並び、販売もしています。
もちろん、作家さんやハンドメイドの趣味を持つ入居者さんも大歓迎。自分の作品を飾ったり、マルシェの開催もできるそうです。
建物のなかにとどまらず、地域にもほどよい感じで溶け込んでいける暮らし方。
ついに、見つけてしまったかもしれません。
建物の外観は、パリのプチホテルやアパルトマンをイメージしたそう。
白い壁に青いひさしがとてもさわやか。青空にもよく映えます。
マンションの手前には…お店でしょうか?
こちらも青いひさし。
さっそく、開いているドアから内部へ入ってみます。
内部へ足を踏み入れると広がる空間は、カフェ…でしょうか?
よく見ると小物や洋服も飾られていて、雑貨店のようでもあるラウンジ。
聞けば、入居者さんはもちろん地域の人も使える空間だそう。
日中は開放されていて、フラリと立ち寄ったご近所の方がコーヒーを飲みながらおしゃべりして行くことも。
いわば、街のリビングといったところでしょうか。
たくさんの小物や洋服は、ハンドメイドの作品。
2017年10月現在は、シェアハウスのオープン記念として、普段は雑貨店で売られている作品を借りて販売しているのだとか。
窓の外から覗きこむ方の姿も、チラホラ。ハンドメイドやアートの好きな方は大歓迎とのことです。
作品を販売したり自分の描いた絵を飾ってギャラリーとして使ったりと、ラウンジ活用の希望には柔軟に対応したいそうです。実は、オーナーでもある運営事業者さん自身がハンドメイド好きで、お父さんもイラストを描くとか。
そう聞くと、この特別なアパートメントが生まれたのも自然なことだったのかな、という気がします。
カフェではないですから、飲み物はセルフサービス。
とはいえ、ただのドリンクサーバーではありません。11種類のコーヒーと6種類のお茶、ホットココアに加え、オプションのフォームミルクでカプチーノまで楽しめる優れもの。
1杯50円と、おかわりしてもお財布に優しい金額。ついつい長居してしまう理由のひとつになりそうです。
ソファだけでなく、カウンターでコーヒーを楽しむのも素敵。
カウンターのタイルも、ほどよいアクセント。ほっこりした空間の雰囲気に、よく似合います。
お菓子の入ったショーケースも、オーナーさんが時間をかけて選んだ味わいのある一品。
将来、入居者さんの作った焼き菓子がたくさん並ぶのかもしれません。暖かい飲み物のおともには、やっぱり甘いものが欲しくなります。
ラウンジの一角には、ウィリアム・モリスを思わせる繊細な柄の壁紙が使われています。
植物と鳥に紛れ込んだウサギたち。
建物のなかにはウサギのアイテムがたくさん隠れていて、よく見れば運営事業者さんの会社名にも「lapin(=ウサギ)」の文字が。昔から、なにかとウサギに縁があったのだそう。
すこし休憩しようとソファに腰掛ければ、ウサギのクッション。
あらゆる場所にひそむウサギたちの発見は、まるで宝探しのよう。
ラウンジの折戸をすべてたたむと、中庭へ繋がる開放的な空間に早変わり。
晴れた日には、こうやってテーブルと椅子を外に出し、外でもコーヒーを楽しめるようにしているそうです。
足元のタイルも相まって、海外のカフェテラスのよう。
温かい時期になったら、コーヒーを片手に読書をしたり、新しい作品のイメージを絵にしてみたりと、アイデアを膨らませる場所になりそうです。
外へ出たついでに、中庭を先に見ていきます。
ゆったりとしたつくりが、優雅な暮らしを想像させる中庭。通常のマンションなら、駐車場にしてしまうことが多いでしょう。
中庭より、「広場」と呼ぶほうがしっくり来ます。
そして広場だと思って眺めると、中央の丸い植え込みは噴水に見えてきます。
入居者さんは道路側の門から中庭を通り、ラウンジの脇を通って直接建物内へ入ることができます。
背の高い門扉があるため、中庭で子どもたちが走り回っても、ボール遊びをしても、道路に飛び出してしまうことはありません。
門扉を見上げると、さり気なく建物の名前が記されています。
「MDL」は運営事業者さんの会社名でもある「maison du lapin」の頭文字。
フランス語で「ウサギの家」という意味だそうです。
さり気なさが良い感じ。
室内に戻って、キッチンを見ていきます。
カウンターの裏手は通路を兼ねていて、突き当たりにキッチンがあります。
共用のキッチンと考えると若干小さく感じるかもしれませんが、あくまでラウンジを利用する場合に使うもの。
各専有部にも、ファミリー向けのシステムキッチンがしっかりと備わっていますからご安心を。
さらに、冷蔵庫の上には各種おつまみも。
それぞれに値段が決まっていて、一覧を確認し、各自が貯金箱に支払う仕組みです。
ラウンジは、夜になると入居者さん専用のスペースに。入居者さん同士の晩酌が楽しみです。
もちろん、持ち込みもOK。
「ちょっと部屋からお酒取ってくるね」なんて一言から、ラウンジで晩ごはんが始まったりする日もあるかもしれません。
入居者さん専用の住居棟とラウンジのあいだには、ちょっと不思議な読書スペースがあります。
出入り口はふたつ。
ひとつは、ラウンジの黒い扉から。
もうひとつは、中庭に面した入居者さん用の玄関から。
入居者さんは、どちらか好きなほうから出入りすることができます。ただし、ラウンジ側のドアは24時で施錠されますから、以降の出入りはこちらからどうぞ。
ちなみに、入居者さん用の玄関から入ると、とても優雅な気分が味わえます。
真っ白な壁に、真っ白なマントルピース。フランスの貴族の家を訪れたよう。
長く滞在する場所ではないものの、玄関を開けた瞬間は、やはり印象に残ります。
住居棟への通路を兼ねた、読書スペース。
カウンターテーブルは壁に面していて、本を読んだり仕事をしたりと集中しやすい環境です。
上部の本棚には本がたくさん増える予定だそう。
そのうち、子どもたちがここで集まって宿題をするスペースになったりして。
愛嬌のあるデザインのポストカードがずらり。
読書スペースの対面には、優雅な雰囲気の看板を発見。
どうやら、トイレのようです。さっそくドアを開けてみると…
トイレよりも、まず目に入るのは黄色の大きな乾燥機。
聞けば、入居者さんが共用で使えるガス式乾燥機だそう。
コインランドリーに設置されている大型サイズで、とてもパワフル。
10分100円で、入居者さんなら誰でも自由に使えます。雨の多い時期や、寒くて洗濯物がなかなか乾かない時期にも重宝しそう。
目的だったトイレはこちら。
紳士と淑女だけ…ではなく、男女兼用トイレです。
トイレの手前には、洗面台が設置されています。
白を基調にした、ふんわりとした仕上がり。
よく見ると、ここにもウサギが!
香りのいいハンドクリームなども用意されていて、細かな心遣いに嬉しくなってしまいます。
トイレはウォシュレット付き。
テラコッタ調のタイルは、アパートメントの雰囲気によく似合っていて嬉しくなります。
トイレの横には、多目的に使える防音室が。
重いたい防音ドアを開くと、そこは音楽ホールの控室を思わせる凛とした空間。
そっと佇む茶色のピアノが、とても上品です。
このピアノ、オーナーさんが長年使っていたものだそう。
丁寧に手入れをしながら使っていたことが分かる美しさ。
自由に弾いてOKとのことですから、大切に使いたいですね。
楽器の練習やコンサートはもちろん、ヨガのレッスンやセミナー会場としても使えるとか。
有料で、入居者さん以外の方にも貸出しています。入居者さんは特別割引があるそうですから、利用希望の場合はオーナーさんへお問合せを。
さて、ようやく住居棟へ。
自動ドアの手前に集合ポストが設けられ、雨の日も濡れずに郵便物の確認ができます。
ポストの隣のインターホンでドアを解錠し、先へと進みます。
レンガ模様とポップな雰囲気の絵が相まって、どことなくアーティストのアトリエを思わせるエレベーターホール。
ここでエレベーターに…と行きたいところですが、先に1階の専有部を見ていきましょう。
エレベーターの隣の白いドアの先が、専有部の並ぶ外廊下。
まずは1階の端、105号室。
黒い柵と黒いドア。ラウンジの雰囲気とはすこし異なり、シックな印象です。
廊下は短く、玄関から数歩でリビング。
玄関の両側に靴箱を備え、靴の好きな方にも嬉しい大容量の収納です。
電気、ガス、水道の契約は、入居者さん自身で手続きが必要です。
訪問した日はまだ電気が開通しておらず、写真は少々暗めに見えます。天井照明はありますから、ご安心を。
LDKの床は、艶のあるモルタル仕上げ。
LDKとしてだけでなく、大きな制作物を手がける方なら作業スペースに使うこともできそう。
アトリエを兼ねて住む方も、いるかもしれません。
LDKの隣は寝室。
引き戸を開け放てば、より一層の開放感。
普段は開けておいて来客時だけ閉める、なんて使い方もできるのは便利です。
シンプルなシステムキッチンは、ふたり暮らし程度ならちょうどよい大きさ。
シンクは正方形に近く、ファミリータイプのキッチンに比べると、すこし小さめ。
その代わり、キッチントップの作業スペースがしっかり確保されています。
ガスコンロは3口です。
IHヒーターの手入れのしやすさもいいですが、やっぱり料理はガスコンロ派!の方も多いのでは。
寝室は、6.5畳の細長い間取り。
格子窓が海外のアパートメントのようで素敵です。
ウォークインクローゼットもついていて、洋服や細かな荷物はおおよそ収納しておけそう。
寝室はベッドのみで、スッキリと暮らせます。
観音開きの格子窓は、思い切り開け放して使うことも可能です。
高さを変えた木材で緩やかに区切られた、専用のテラス。
中庭から直接出入りすることができて、小さな門も付いています。
ガーデンチェアを置いてのんびりしたり、植物を育てたり。
プライベートな使い方だけでなく、格子窓を開け放してマルシェをしたり、ギャラリーとして部屋を開放することもできます。
実際に、鍼灸師さんが施術をしている部屋もあるそう。
格子窓には、網戸も付いています。
気候のいい季節は、窓を開けて網戸にしておけば心地よい風が入ってくるはず。
水まわり設備は各専有部に。
脱衣室には、洗面台と洗濯機置場が設置されています。
収納もたっぷりとした洗面台は、シャワー水栓付き。シンクも広めで使いやすそうです。
のんびり温まることのできるバスルームは、大理石に似た模様のパネルが使われていてシックな雰囲気。
ゆったりとしたバスタイムが過ごせそうです。
それでは、エレベーターに乗って2階へ上がってみます。
1階の部屋とは間取りの異なる201号室。
フロアタイルを使った明るい床。
やさしい色合いの空間で、1階とは雰囲気が大きく異なります。
廊下を進むと、ゆったりとした15.7畳のLDKが広がります。
住居として使う方だけでなく、料理教室やワークショップを開催するキッチンスタジオとして利用したい方も、大歓迎とのこと。
広さを活かして、大きなダイニングテーブルを置いても映えそう。
撮影用のスタジオを借りなくても、自宅でフードコーディネートの撮影ができてしまいそうです。
リビングの一部は、小さな隠れ家のよう。
キッチン側に目隠しを設ければ、用途が広がります。
物干し竿を通すと、物干しスペースに早変わり。納戸代わりにちょうどよい広さです。
さらに、仕切ることができる3.6畳の小部屋も。
なお、201号室には寝室らしい独立した部屋はありません。住まい方には、工夫が必要になりそうです。
大きなキッチンは、片面が壁付けのペニンシュラ型。
横幅はもちろん、奥行きもたっぷりあるのが嬉しいところ。カウンター付きのキッチンに近い感覚です。
コンロの正面にはガラスのレンジフードが設置されています。
開放感を失わず油もはねない、実利を兼ねたデザイン。
横幅が広い分、引き出しの収納力も高めです。
思い切り引き出して片付けができるのは、引き出しタイプの便利なところ。
ベランダを見てみようと窓を開けると、なんだか見慣れない風景。
ベランダの先には、花壇が広がっていました。
聞けば、キッチンスタジオタイプの間取りの201号室と202号室のみ、通称「ハーブテラス」が使えます。
お隣同士、区画だけ相談すれば、自由に育ててOK。できたての野菜やハーブ、果物を使った料理を楽しむこともできそうです。
ハーブテラスの奥は、共用のルーフトップテラス。
ハーブテラスからも直接出入りができますが、普段は安全のために鍵が掛けられています。
中庭を一望できる素敵な場所ですが、子どもたちだけで遊んでいたら危ないですからね。
階段を使えば、1階から直接出入りすることもできます。
入居者さんとご近所さんを呼んで、BBQパーティーの開催を予定しているとか。夏が楽しみ。
お隣の202号室は、またまた雰囲気が大きく異なります。
テラコッタ調をイメージした、インパクトのあるフロアタイル。
201号室に比べると、部屋の横幅はコンパクト。
玄関側にキッチンが配置された間取りは、ダイニングテーブル、ソファなど家具の配置を想像しやすいのではないでしょうか。
リビングの隣には、同じく縦長の形状の部屋が並んでいます。
手前がクローゼット、奥が寝室と、国内では見慣れない間取り。でも、意外と生活動線は悪くないと思います。
さらにお隣、203号室。
ドアを開けると、玄関とは思えないゆったりとした広さ。
大きなアート作品を飾ったり、屋外に停めておくのは抵抗のある大事な自転車を置いたり。
これだけの広さがあれば、いろいろな使い方ができそうです。小さな子どものいる世帯なら、ベビーカーもたたまずに置くことができて便利だと思います。
全28室のうち、2番目に広い50.4平米。
キッチンが壁際に寄っている分、より広く感じます。
子ども部屋はありませんが、幼いうちは寝室とリビングだけでも生活できそう。
これだけの広さがあれば、子どもたちが走り回っても大丈夫です。
さり気なく用意された収納棚が、実は結構嬉しいもの。
ある程度の奥行きがありますから、本棚として使うより、救急箱や文房具など小物をボックスに入れて収納しておくイメージでしょうか。
置き場に困る掃除機も、1番下の段ならちょうど収まりそうです。
中庭を見渡せる広いベランダ。
掛け布団に敷布団、毛布も一気に干せるサイズが嬉しいです。
窓を開けると、この光景。
目の前が開けているのは、やっぱり気持ちがいいもの。朝、窓を開けるのが楽しみになりそうです。
他にも、比較的シンプルな1LDKの間取りや、
単身向けの1Kの間取りも。
訪問時には既に入居中でしたが、4階にはロフト付きの専有部もあるそうです。
内装もすこしずつ違いますから、悩んでしまう方が多いかもしれません。
建物の脇には、屋根付きの自転車置場が設置されています。
駅からはすこし距離がありますから、自転車が1台あると日常的に便利です。
さらに、共用のレンタル自転車も用意されています。
嬉しい電動アシスト付き。パナソニック×BEAMSのコラボモデルだそうで、電動自転車と気付かないほど軽やかなデザインです。
カゴも荷台も付いていますから、荷物が多い帰り道にも安心。
最寄り駅は、各線・調布駅。
京王線の特急で、新宿まで16分。明大前で乗り換えると、渋谷まで25分、吉祥寺までは24分でアクセス可能です。
京王線のターミナル駅だけあって、ショッピングビルが充実。
駅前の「調布PARCO」に加え、2017年秋には調布駅に直結した複合ビル「Trie 京王調布」もオープンしました。ファッションやフードだけでなく、なんと映画館も併設。
ファミリーなら週末に家族連れで楽しめますし、単身の方なら仕事帰りにフラリとレイトショーに立ち寄ってから帰宅、なんて生活も実現できます。
アパートメントから駅までは徒歩16分と、少々距離があります。
その代わり、徒歩3分ほどの場所に調布駅行きのバス停が。
通勤には時刻表を頭に入れて、バスに乗ってしまうのが楽だと思います。
そして駅から離れるぶん、周辺には緑豊かな場所も。
すぐ近くに市場もあります。散歩がてら、覗きに行くのもいいかもしれません。
運営管理は、株式会社maison du lapinさんです。
オーナーでもある運営事業者さん。日中はラウンジに常駐しています。
アパートメントが建っているのは、もともと近くの市場「調布卸売センター」の倉庫が建っていた土地。
倉庫としてはかなり年季が入り、建て直しが必要になったタイミングで「MDL Apartment」に生まれ変わったそうです。
調布に長く暮らし、愛着のある運営事業者さん。毎年12月に自宅のガレージで開催してきたクリスマスマーケットも、はや10年ほどに。
2017年の今年からはシェアハウスのラウンジに場所を移し、期間も延長。ゲストによるコンサートも開催されたそうです。
クリスマスマーケットの開催も「MDL Apartment」を作ったのも、「調布の街をもっと面白くしたい」との思いから。
正直なところ、待っていても出てこない、探しても見つからないタイプの住宅だと思います。そして、入居が始まったら、なかなか空きが出ない予感も。
マンション暮らしともシェアハウスとも、ちょっと違う暮らしを探している方。お問合せはコチラから、お早めにどうぞ。
住まい探しは、宝探しと同じ。
お宝が見つかったら、ゆっくりと好きなものを集めて、素敵な暮らしを育てていきたいものです。
(テルヤ)
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