シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?
※こちらの物件は2014年9月より運営事業者が「こひつじ商事株式会社」さんへと掲載変更されています。
かっちり決まったことはありませぬ。なにせぼんやりです。
最近では各種メディア取材も増加し、一昔前まではただ珍しがられていた存在のシェアハウスも、徐々に日の目を浴びてきている様子でうれしい限り。
今回の「mocoka 明大前」も先日テレビ(某ガイア)で紹介されたばかりではありますが、実はその放映前から満室御礼の人気物件。本当は現地で心地の良い空間に触れて頂きたいのですが・・
時期的にもそろそろ満室の物件が多くなってきていますが、mocokaと同じコンビが企画・設計した「ichi 市川」は募集開始が遅かった事もあり、いくらか空きが残っている様子(2010.04.28現在)。
どちらも刺さる人には刺さるクオリティなので、気になる方はお早めに。
さてさて、場所は何かと便利で人気の明大前駅。
駅名から想像の通り、この場所には明治大学和泉校舎などの学校が隣接するため、駅前には学生向けの飲食店などが立ち並んでいます。
明治大学前に走る甲州街道沿いを歩き10分ほどすると、住宅街の中でmocokaを発見。
奥まっているので、少々窮屈そうではありますが。
元々は1Fに大家さんがお住まいで2F部分がアパートという、何とも懐かしいスタイルで利用されてきた建物なのだそうな。
正面玄関には、そんな昔ながらの佇まいが健在です。
玄関横には、昭和世代なら一度は目にしたことがあるはず、なつかしの赤ポスト。でも平成生まれの方には、むしろ新鮮かもしれませんね。
では、中へお邪魔します。
ドアを開けるとこんな感じ。
怪しげな椅子が置いてあります。
そして、こちらは内部から見た玄関の様子。
外観から伺えるように内部も面積的にはかなりコンパクトなのですが、白、茶、水色をベースに統一した色味と、無駄のないミニマムな内装にまとめたことで、家全体が開放的な空間になっています。
感度の高い入居者が集まりそう。
居心地も良いので、スペースの割に不思議と窮屈感はありません(本当に)。
玄関右手には郵便受け。
先に帰ってきた人が赤ポストに届いた郵便を振り分けるのだそう。
愛らしく割り振られた部屋番号たちが主の帰りを待っています。
玄関右手には、すらりと横に伸びた傘立て。
見上げると、多目的に使えるフックが折り目正しく並んでいます。
鍵やら帽子やら、掛けられるものなら、なんなりと。
その奥には満月のようなまん丸い鏡と洗面台があります。
竹とんぼみたいなハンドルは主張しすぎず、かといって謙遜しすぎず。
帰宅して、ちょっと手を洗いたい・・という時にどうぞ。
1階には3部屋と階段下からトイレ、洗面台、洗濯乾燥機とバスルームが並び、メインのリビングは2階になります。
先に2Fのリビングへ向かってみます。
2階から見た階段の様子。
高価な素材ではないのですが、この物件ではそれもちょうどよい風合い。
さて、リビングに到着です。
こちらはリビング全体の様子。
白い壁に反射した日差しが、部屋をさらに明るく照らします。
空間全体のトーンはモノトーン・ベースで1階よりもシックですが、よく見ると柱と天井は“そのまま”。使い込まれた梁や柱の味わいは生かしつつ、壁と同色の白いペンキで塗装されたことで、また新しい表情に。
見ての通り、そのまま。(耐震補強は入ってますが)
このさじ加減が、単にシック、単にホッコリとは形容できないこの家のキャラクターをよく表現しているのではないでしょうか。
リビングの奥にはキッチンが。
一転して、水まわり設備は近代的に一新。
3口のガス・コンロとしっかりしたシンクが付いていて、自炊派も納得の設備ではないでしょうか。リビングとの距離感もほど良く、空間としては少し狭いながらもコミュニケーションの距離が縮まりそうなキッチンです。
続いては水回りを見ておきましょう。
こちらは2階のトイレ。
あくまでもスタンダードですが、トイレは何より清潔第一ではないでしょうか。
続いては2階バスルーム。
こちらは単身者向け賃貸アパートとしてはごく一般的なタイプ。
1階にもうひとつバスルームがあるので、そちらと併用しつつ、サブとして有効に利用できそうです。
そして、こちらが1階バスルーム。広々ー。
特筆すべきは、やはりこの気兼ねなく足を伸ばせそうな浴槽。
バスタイムが長引かないよう要注意!な時には2階、時には1階と使い分けると良いかも。
こちらは脱衣室とランドリースペースの様子。
写真に洗濯機の姿はありませんが、撮影後に設置されました。広さは十分ではないかと。
続いて、1階の洗面台ともう1台の洗濯機。そして奥にはカウンターテーブルが見えます。
洗面台が脱衣室と独立していて、シェアハウスとしては合格!なつくりです。
スツールも付いていて、ときには洗濯を待つ間にカウンターでペチャクチャやるのも、シェア生活ならではの時間の過ごし方です。
そろそろ専有部を見ていきます。まずは101号室から。
木目の落ち着いた雰囲気の中で収納の多さが目を引きます。
左手奥に位置するガラス戸の造作棚が繊細で印象的。
収納が足りずに困ることはないかと。
続いて102号室。
収納スペースは限られているものの、手前に見えるハンガーポールの使い方がポイントになりそう。
赤いドットの壁紙と型板ガラスの模様がノスタルジックな世界をつくります。
秘かにデッキが敷かれたベランダの様子。
洗濯の外干しもいける、縁側っぽい空間です。
続いて206号室へ。
こちらのお部屋はロフト付き。
ロフトってちょっと秘密基地っぽくて、自分だけの特別な場所って感じがしませんか?子供の頃憧れたものです。
窓は二面窓になっていて、晴れた日には太陽光をふんだんに味わってください。
すみに置かれた妙に骨太なルックスの箪笥には、新品ながら熟年の頼もしさが。
無骨で何が悪い!とでも言いたげな、いぶし銀の風格。
さて、いつもは空室の状態で物件を訪問している探検隊ですが、今回はあっという間に満室になった事もあり、番外編として入居者さんが入った後の部屋の様子もご紹介したいと思います。
まずは先程もご紹介した102号室。入居後の姿がこちら。
まるで映画のワンシーンのようにハマっているのは、写真の技術ではなく部屋の躍動感からなのが伝わるでしょうか。
住む人の自由な発想で、本人が心地よいと思う空間を楽しみながら造っている感じがよく分かる、お手本のような住みこなし。
こちらは206号室。
ここ、実は映画関係のお仕事をされている入居者さんがお住まいとのこと。
ロフトから白壁に投影されたプロジェクターの映像もインテリアの風情。
大切なのは高価な家具よりも、自由な発想と創意工夫する心。家は人が住んではじめてリアルな住居になるのですね。感心関心。
さて、今回の物件の最寄り駅は各線沿線の明大前駅。
京王線準特急を使えば新宿まで5分、京王井の頭線急行で渋谷まで8分という便利さもさることながら、駅周辺には商店街や飲食外なども多数あり、冒頭でもお伝えしたように一人暮らしの単身世帯にはとても人気の高いエリアです。
そんな街らしく、駅の写真には何だかすてきな一瞬が写ってしまいました。。
さて、今回探検した「mocoka 明大前」を企画・運営するのは、「Ichi 市川」や「jucari」など肩の力が抜けたスタイリッシュなシェアハウススタイルを発信し続ける「サイコ34号棟」さん。
写真は先日ひつじ不動産が行った内覧イベントの時のもの。
左で色々説明されている方が運営者さんです。
ちなみに mocoka は漢字で模糊家と書きます。
模糊・・・あまり聴きなれない言葉ですが、四字熟語では「ぼんやりしない曖昧な様子」を指して曖昧模糊と言ったりします。
つまりはギチギチのルールありきで暮らすよりも、暮らす人が持つモラルの中で心地よく暮らすことを定義とした家、それが模糊家。家も一緒に暮らす人を選ぶタイプですが、そこでこの物件を選んだ入居者が家を育てる。
曖昧模糊でも互いが認め合う信頼関係がmocokaの魅力ではないかと思います。
“かっちり決まったことはありませぬ。なにせぼんやりです。”
という運営者さんの言葉にも、そんなスタンスが表れているよう。
現在(2010.04.28)は満室の物件ですが、もしも空きが出ているのを見つけたら、コチラからお問合せをどうぞ。
入居者が入ってしばらく経ったランドリー・スペースの様子。
いい感じで模糊家に成長しているみたいです。
(ホン)
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