シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?
夏休みに体験した、都心を離れて過ごした特別な日々。
9歳の夏休みに、両親以外の大人も一緒に出かけた千葉の海。
沢山の大人と一緒に遊んだことが、楽しかったことを今でもはっきりと覚えています。
もし、海や山での遊びが日常だったら、毎日が思い出だらけになるのかもしれません。
秋はと言えば、山へ出かけて、どんぐり拾い。
拾ってきたどんぐりの特徴に合わせて顔を描いていたら、1日が終わっていました。
そして夢中になって遊んだ思い出と言えば、あれやこれやの自由気ままな創作…いや工作でしょうか。
工作の楽しみについては、大人になってもあまり変わっていない気がします。
今回紹介するMINATO BARRACKSは、基本的に退去時の現状復帰義務がなく、様々な工具で専有部内を(かなり)自由にDIYすることができます。
子どもも大人も思い出に残る暮らしかた、さっそく覗いてみたいと思います。
交通量の多い通りから路地を1本外れると、広々とした、珍しいゲートが姿を現します。
門扉は無く、自動車の出し入れに煩わしさはありません。
きっと、セキュリティがどうとか、そういうゲートではないのです。「ここから先が、楽しいエリアだ!」あるいは「楽しいエリアへ、ようこそ!」と宣言するような、シンボルとしての存在でしょうか。
ちなみに、運営事業者さんのお手製とのこと。そうこなくちゃ。
500坪ほどの広大な土地に建つMINATO BARRACKS。
建物は元々、ファミリー向けの社宅だったそう。現在は、3DKタイプの専有部に加え、様々な共用部を備えたアパートメントに生まれ変わりました。
2018年1月現在は、シングルにDINKS、ファミリーまで、様々な世帯の入居者さんが生活しているとのこと。
階段の踊場に2住戸の玄関が向かい合せに上層までつづく、いわゆる2戸1(ニコイチ)階段が2本あります。
郵便受けは、各階段脇に。
運営事業者さんの手掛けた木製の枠に、郵便受けが各部屋2つずつ用意されています。
フタは4つ同時に開く設計ですから、取り出す際は自分の部屋をお間違えなく。
リビングは階段を上がった先に。
アパートメント全体のリノベーションのモチーフは「館山の海」ということです。リビングは「ビーチ」がテーマとか。
ドアの鍵は一般的なシリンダー錠。
渋いですが、この建物には似合っていると思います。
ドアを開くと広がるリビングは、間取りに関しては3DKのマンションのまま。
当然玄関の土間もありますが、共用部は下足のままでOK。日常生活で頻繁に使う上では、かえって面倒がなくて良い気もします。
リビングは、大きく2つのエリアに分けられています。
キッチンとダイニングのスペースと、ソファの置かれたリビングスペース。
リビングスペースのアクセントは、レトロな看板。
運営事業者さんが趣味で集めたアメリカン雑貨を、惜しみなく散りばめたそうな。どこかアメリカの西海岸を思わせる、ほどよく粗っぽい仕上がりが良い雰囲気です。
リビングは縦長のつくり。
子どもが元気よく走り回れる空間を自宅に持つことができるのは、素敵なことです。屋外により広大な土地が広がっているのですが、それは後ほど。
ソファに腰掛けるとこんな感じ。
ソファはいずれもアンティーク品。アメリカンな雑貨も粗めの仕上げの空間と好相性で、よく部屋に馴染みます。
中央のテーブルも運営事業者さんのDIY。
元々、趣味からはじめたDIYですが、今やすっかり立派な腕前に。運営事業者さんに教って、自分の部屋のテーブルを作ってみるのも楽しそうです。
時には大人も子どもも一緒に集まる、リビングでの時間。
両親以外の大人と日常的に遊ぶ機会のある環境は、現代の首都圏の子供の暮らしでは貴重だと思います。
リビングには、電子レンジや冷蔵庫が設置されています。
冷蔵庫のなかのドリンクは販売用です。
周囲に柵が設置され、小さな子どもがいても安心です。
天井を見上げると、可愛らしい照明が吊り下げられていました。
アメリカン雑貨ともよく似合い、空間を可愛らしい雰囲気にしてくれています。
キッチンは、専有部とほぼ同じタイプ。
普段の料理は専有部でつくり、リビングのキッチンはパーティーやイベント時に使用することが多いそう。
シンクは2箇所、ガスコンロは1箇所設置されています。
踏み台を用意して、子どもたちと一緒に料理をするのも楽しそうです。
掃出し窓からは、テラスへ出られます。
木の温もりが伝わってきそうなウッドデッキテラス。
テーブルは、実は業務用の電線ケーブルを巻くための木製の機材。発想次第でモノの用途を変えるのは、DIYの醍醐味のひとつ。
椅子に腰掛けると、すこし離れたところにトゥクトゥクが見えます。
聞けば、自動車の普通免許があれば公道を走ることができるそう。
料金を支払えば、自由に使って良いのだとか。
両親や友人が遊びに来たら、館山周辺をドライブしてみるのも良い思い出になりそうです。
ウッドデッキテラスの前には、200坪ほどの大きなスペースが。
学校から帰った子どもたちの、格好の遊び場になっているようです。
身体を動かすだけではなく、チョークでアスファルトに絵を描いて遊んだりと、子どもが伸び伸びと遊べる環境が用意されています。
アスファルトの先には、キャンピングトレーラーが止められています。
その一角には、別荘と呼ばれている庭も。
バーベキューにぴったり。存在感抜群のキャンピングトレーラーには、今のところ運営事業者さんの私物が収納されているそう。でも、将来的には開放して自由に使えるようにしたい、ということです。
ヤシの木と同じくらい印象的な大きな植物は…
樹齢40年のリュウゼツラン。南国の地域で育つ植物とのことです。
海の近い館山は居心地も良いと見え、ぐんぐん育っている様子。
テラス伝いに移動すると…
シアタールームがあります。
壁一面を覆う大胆なペイントが印象的。
プロジェクターにはスマートフォンを繋ぐこともできるため、自分で撮った写真や動画も手軽に楽しむことができます。
シアタールームの奥は、2018年1月現在リノベーション中の「雑貨屋スペース」。
雑貨を陳列するショーケースは既に用意されています。腕に覚えのある方は、陳列の相談をしてみると良いかもしれません。
つづいて、DIY作業の専用ルーム。
リビングやシアタールームとは、別の階段から。
郵便受けは同じタイプの色違い。
アメリカでは、一般的に使用されているものだそうです。
DIYルームは2018年1月現在、工事中です。
床の仕上げなどを見る限り、リビングとはまた違う雰囲気になりそう。
DIYのための工具は、すでに用意されています。
木材をカットするための電気丸のこに木材・金属の研磨機の電動サンダーなど、本格的な工具が多数揃えられています。
使用方法がわからないものがあったら、運営事業者さんに尋ねてみてください。
つづいて、親族などが遊びに来た時に便利な、ゲストルームへ。
部屋の間取りは、リビングやDIYルームと同じタイプ。
専有部自体そうなのですが、なにせ広いです。
部屋のキッチンで簡単な食事をつくることもできますね。
水回り設備は左手からトイレ、洗面台、バスルームと並んでいます。
脱衣室も余裕のあるつくり。冬場でも寒くないようにファンヒーターが置かれています。
トイレはこんな感じ。
暖房便座付きにする予定もあるとのこと。
ゲストルームの寝室は、シングルベッドが2つ並ぶタイプが1室と…
ダブルベッドの部屋が2室。
なんとなく充実しすぎな気もしますが、イベントなどでたくさん友人を呼びたくなった時には重宝しそうです。
最後に、専有部を。
403号室へ向かいます。
まぁ、階段はすぐに慣れるものです。
靴箱は、玄関ドアの両脇に用意されています。
特にファミリーの場合、収納は大いに越したことはないと思います。
低い方の棚の上を、どう飾り付けるかで各部屋の個性が問われそうです。
さて、モノが置かれていないこともあり、ゲストルーム以上に広々として見えるL字型のLDK。
ダイニングと隣の部屋のドアを取り除き、広々とした1部屋にしたとのこと。
将来的に部屋数が必要になっても、仕切りを設置するのは比較的簡単そうです。
収納スペースも充実。
必要最低限の設えながら、DIYの素材としては申し分のないキッチン。
作り込み次第で、かなり雰囲気を出せるはず。
キッチン脇の掃出し窓からベランダへ出られます。
ベランダには物干し器具が設置され、洗濯物を干すことができます。
それにしても良い眺め。
周囲に高い建物がなく、都心ではなかなか見ることのできない景色が広がります。
水まわり設備は、玄関の脇の部屋。
バスルームの脱衣室には扉が設置されていません。必要な場合、カーテンで仕切りをしたりDIYで作成してみるのも良さそう。専有部内ということで、さほど問題ない場合が多いと思います。
バスルームは、ゲストルームと同じタイプ。
子どもなら、2人まとめて風呂に面倒を見ることもできそうです。
トイレはバスルームの対面に。
専有部内は、どの部屋もDIY可能。あとは自由自在にどうぞ。
最後に各部屋を見ていきましょう。
2部屋の仕切りのドアを取り除き、1部屋としています。
子どもの成長と共に部屋を仕切ることができるのも、DIY可能な部屋の醍醐味です。
天気の良い日には、窓から富士山も望めます。
朝起きて、富士山と共に始まる1日というのも、なかなか良さそうです。
20台の駐車スペースのある駐車場。
広い敷地内では、自動車の駐車も余裕を持ってできそうです。
駐車場の周囲は花壇になっています。
家庭菜園としても利用できるそう。土いじりは、子どものうちにこそ体験させてあげたいもの。
駐輪場は屋根付きです。
屋根の面積が大きく、小雨程度なら自転車が濡れることはなさそう。
都心を離れ、自然に囲まれた館山で生活をする。
と言っても、東京方面へ仕事で出かける時はJR内房線・館山駅から東京駅とバスタ新宿へ直通バスが出ていますからご活用を。
館山からなのはな号でバスタ新宿まで1時間50分ほど、東京駅まで2時間ほど。
いっそマイカー移動も良いと思いますが、会食の予定などもある場合はバス移動1択では無いかと思います。23時頃までは都心発の便があるようですし。
シェアハウスから、わずか徒歩5分ほどで北条海岸にたどり着きます。
夏になると海の家が立ち並び、1日過ごすこともできる海水浴場。
館山は南北10キロ、東西5キロの周囲に、商店と住宅街が集合し形成されています。
駅近くにもシェアハウス近くにも、それぞれ大型のスーパーマーケットが軒を連ねています。
DIYを楽しむなら、カインズホームがシェアハウスからほど近くに。
せっかくですから、フル活用して頂きたいところです。
シェアハウスの運営管理は、チューングループ有限会社さん。
IT業界を経て、現在はDIYの物件を運営しています。
館山へ家族で越してきたのが5年前。自然に囲まれた土地に魅力を感じ、アパート経営を経て2017年にMINATO BARRACKSをオープンしました。
「兵舎・粗末な大きな家」という、すこし大胆な意味を持つBARRACKSという言葉。終の住処のような安らぎの場所ではなく、この地で新たなことに挑戦する人、アクティブに人生を過ごしたい人の安らぎの場所でありたいと思い、DIY可能で、共用部の充実したアパートメントの運営事業をはじめたと言います。
高速バスは早めの予約でも片道2,500円程度(2018.01.17調べ)ということで、誰でも手軽に、とはいきません。でも、フリーランスやリモートワークなどのお仕事で週1〜2回程度都心に出れば良いなら、大きな魅力のある環境だと思います。子育て中の場合、きっとなおさら。
何かと大味なつくりですが、だからこそ、ここに集まる方はきっと、個性的で気の良いタイプが多くなりそうな気がします。家の前の庭や共用リビング、シアタールームでは、昼夜を問わず、子供も大人も楽しい時間を過ごす機会が生まれてきそうです。
時間を掛けて住まいを作り込んで、DIYの腕を磨くも良し。理想のマイホーム購入のイメージトレーニングにもなりそうです。
大人も子どもも思い出に残る暮らし方。ピンと来た方はコチラからどうぞ。
様々な体験ができる館山の日々。
子どもの頃の楽しい体験は、大人になっても大切な思い出となって日々の生活を彩ってくれる、かけがえのない宝物。
(イイヅカ)
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