シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?
※こちらの物件は2019年11月より運営事業者が「株式会社エヌアセット」さんへと掲載変更されています。
路面のアトリエ、付いてます。
「隠れ家」という単語は既に使い古されている感もありながら、なぜか未だに目が行ってしまうのが不思議です。小さい頃に秘密基地を作って遊んだ経験があったり、倉庫が仲間同士の溜まり場、なんて話に憧れたことのある方は結構いるのではないでしょうか。
今回ご紹介する「シェ・トワ MALUKI」は、そんな隠れ家好きの琴線のようなものを、ちょこちょこっとくすぐられるシェアハウス。
倉庫だったという路面の1階部分をアトリエ付きのラウンジに改装。おとなしい外観と内部のギャップが新鮮です。仕切りのない50平米の広いスペースは、場所によって目線の高さや用途に変化がつけられ、同じ空間にいながら様々な表情が楽しめます。
また、ユニークな共用部もさることながら、充実の収納や室内干し、水まわり設備など実生活への気遣いがしっかりしています。個と共、どちらの時間も大切に出来そうな「シェ・トワ(=あなたの家)」と言えそうです。
駅から大通り沿いを歩いて15分。
小道を少し入ったところに建つのが今回のシェアハウスです。
中に大空間が広がっているようには到底見えない、ごくごくスタンダードな外観。
玄関は正面向かって右手にあります。
チョコミントな配色が爽やかなポストは各部屋につき1つ設置。
なんだかあのスマートフォンを思い出してしまいます。ピ、ピ、ピ、ピ、ピ。
それでは、ポストとポストの間に、少し窮屈そうに挟まったインターホンを鳴らして、おじゃまします。
目の前には、奥へ奥へと続く階段と大きめの靴箱が。
靴箱は1人1扉を使えるので、容量はわりとしっかりめだと思います。
ただし、ブーツなど背の高い靴は部屋での管理が必要になりそう。高い位置の靴箱も使いやすいように、これから足元に踏み台が用意される予定だそうです。
さて、少し奥に入って玄関の方を振り返ると、実は隣にもう1つドアがあります。
小さい方のドアを少し開けると、ポップな雰囲気がちらり。
それでは気になるアトリエ&ラウンジへ。
さて、中へと足を踏み入れると、意外と彩りはありつつも、ポップというよりは「シック」な印象のラウンジが広がっています。
もともと倉庫だったという1階フロアは、柱のない大空間。
ちょっと無骨な雰囲気が、隠れ家のようでもあります。
実はこの辺りは近くに小規模の工場などが多く、少しなら騒いでも大丈夫なのだそう。これは嬉しいですね。
そして、玄関からチラリと見えていたのは、土足OKのアトリエスペース。
床は汚れても掃除がしやすい素材になっています。
ちょっとした製作などの作業には使い勝手が良いかもしれません。対面に小さい洗面台も設置してあるので、手洗いや片付けもその場で済ませることができます。
壁掛けTVの裏側のボックスは、実はトイレ。
トイレは上階にもありますので、気になる方はソチラをどうぞ。土足でもOKですし、急いでいる時に玄関から直行できるのは便利かもしれません。
アトリエ側から見たラウンジの全景は、こんな感じ。
天井は鉄骨そのままの仕上げだからこその、スカッと開放的な高さ。
ここで気付いたポイントが。天井そのままなのに、配線はどこへ?
よくよく見ると、もともとコードの少ないレール用照明を使い、かつH鋼の死角にコード類をうまく隠している様子。お見事です。
ペンギンのようなフォルム(肘掛が羽に見える気が)が可愛い椅子たちは、イームズデザインのオーガニック・チェア風。確証は持てず・・・ですが、リプロダクトでしょうか。いずれにしても、インパクトは大。
落ち着いたインテリアの中で、アクセントカラーの役割も担っています。
ダイニングの上にはシャンデリア。
「晩餐」をイメージしたとのこと。なるほど。
ダイニングの隣には各部屋ごとの収納が設置されています。
アトリエで使う道具を入れたり、読みかけの雑誌を入れておいたりと、意外と重宝しそう。
それでは、キッチンまわりを見ていきます。
キッチンはまるで、飲食店ような雰囲気。
というより、むしろバーカウンターそのもの。
おまけにカウンターは1つだけではありません。こちらにも。
路面ですし空間は広いですし(少しは)騒いでも良いですし、これはもう、完全にイベント仕様としか思えません。きっと、事業者さんはイベント・ピープルを求めているのだと思います。そんな方、ゼヒ。
ちなみに奥に見える勝手口の前には、不思議な木が何本か立てられています。聞くと空間を仕切らずに勝手口への視線をうまく遮るための工夫だとか。小さな配慮も嬉しいですが、それはそれとして面白い造作だと思います。
勝手口の外にはゴミ置き場と、予備の物干しスペースがあります。使用頻度はそれほど高くないかと思いますが、いざ!というときに便利かも。
キッチンの作業台はカウンターの裏側に設置されています。
お酒を飲んでいると、ヒョイっとおつまみなんかが出てきそうです。素敵です。
そして振り返ると、ずらりと勢揃いするキッチン家電。
収納は各部屋に扉ひとつ分と、かなり大きめの割当て。自炊派には嬉しいところです。脇のカウンターの内側にあるスペースは、本棚のように使って欲しいとのこと。
ちょっとお洒落な本や雑誌が並んだりしたら、なかなかカッコよさそうな気がします。
ラウンジをじっくり堪能した後は、気になる2階へ。
1階から3階の階段は一直線につながっています。このビューからも、奥行きのある広めの家だということが伝わるかと。
さて、2階には専有部が2部屋と水まわりの設備があります。
廊下の奥は、洗面台と洗濯機が設置されたスペース。
廊下の一角ではありますが、ゆとりがあって朝のバタバタにも強そうな間取り。
洗面台の対面にはバスルームが並んでいます。
右手は浴槽付きのバスルーム。
脱衣室には各部屋ごとに使用できる収納があります。
この収納、お風呂関係のやや雑多な私物をスッキリと隠すのにかなり重要な役割を果たしています。が、この脱衣室自体がロックされていると私物を取り出すことはできません。
隣のシャワールームとの併用を考慮した上での日常的な運用方針は、少し考えておく必要があるかもですね。
浴槽は足を伸ばして広々!とまでは言えないサイズではあるものの、普通に使うには充分なサイズ。
寒い時期はチャプンと浸かって暖まりたいものですから、嬉しい設備です。
お隣はシャワールームです。
スタンダードなタイプ。
ささっとシャワーで良いときや急いでいるときは、コチラへどうぞ。
続いて専有部へと向かう前に、3階をちらりと覗いていきます。
階段の裏側にトイレがあります。
トイレは1階と3階になるので、2階の入居者さんはどちらかを選んで使うことになりそう。
それでは、お待ちかねの専有部を見ていきたいと思います。
今回のように人の集う共用部と静かにしたい専有部がしっかりと分かれた間取りは、嬉しい人も多いのでは。
まずは2階の水まわりの隣、201号室から。
全6室の中で一番広いお部屋です。ということで2名入居もOK。
収納も充実。高さも奥行きも十分な容量です。
お隣、202号室。
照明が大ぶりですが、お部屋も広いので圧迫感はほとんど感じません。
カーテンはすべて遮光とのこと。ぐっすり眠れそうです。
大きな窓からは専用ベランダに出られます。
かなりスペースに横幅があるので、物干し竿よりはスタンド式のものを使うのが現実的かも。
こちらは階段を上ってすぐ目の前、301号室。
一番小さなお部屋ですが、やはり収納はたっぷりあります。
荷物があまり多くなければ、大きな収納家具は必要なさそうです。
最後は、305号室。
大きな2面窓で採光も抜群。
実は隣の敷地は駐車場になっていて、視界の抜けもまずまず。
304号室と半分ずつに仕切られたベランダでは、物干しもできます。
屋根付きなので、少しぐらいの雨なら頑張れそうです。
また、どの部屋にも折りたたみ式の室内物干しが付いているので、天気や生活リズムなどに合わせて柔軟に使い分けが可能です。
東急田園都市線接続の武蔵溝ノ口駅は1駅、東急東横線や横須賀線などが乗り入れる武蔵小杉駅から2駅。渋谷までは20分ほどです。
駅周辺は病院、飲食店やアーケードの商店街があり、買い物には困らなさそう。
シェアハウス周辺は工場や作業場が多いエリアとのことで、駅からの道程はずっと大通り。
駅からはちょっと歩きますが、駅の近くに巨大な駐輪場があるので、運動がてら自転車通勤がオススメです。
そして、運営は「株式会社ストーンズ」さん。
「シェ・トワ MALUKI」の担当さんはインテリアコーディネーターの資格を持つ女性の方で、今回インテリアデザインも手掛けられたとか。
以前は飲食店の内装デザインをやっていたそうです。1階奥のお酒が進みそうなバーカウンターは、その辺りから来ているのかも。各所に収納たっぷりなところもさすが、女性だけあって分かってらっしゃる。
会社自体も溝の口が拠点ということでご近所なのですが、担当さんは地元もこのあたりなのだとか。美味しいお店や素敵スポットを聞いてみるといろいろ教えてもらえるかもしれません。
隠れ家アトリエを堪能したい方、荷物が多めでしっかりした収納が欲しい!という方、お問い合わせはコチラから。
アトリエはややコンパクトではありますが、路面ですから引戸を開けてしまえば作業もしやすいのではないかと思います。
ただし、車両の通行と道行くご近所さんへの挨拶にはご注意を。
(テルヤ)
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