シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?
わたしにとっての、横浜。
稀に見る大型物件、前編に続き後編です。
「Fine Maison 横浜」の面白さは、ひとりの時間が持てる贅沢さだと思っています。
仕事で失敗した日は、シアタールームで「ベイマックス」を見ながら号泣し、気分をすっきりとさせるのも良し。
ダイニングで食事を済ませた後は、隅っこで静かに本を読んでいても良いんです。
自由気ままに、気の向くままに。
誰といたっていいし、誰もいなくたって良い。
好きな場所で自由に過ごせるのは、大型シェアハウスならではの広い共用部や充実した設備があってこそだと思います。
今回、贅沢さは屋内設備だけではありません。
横浜という立地もあり、一歩外に出てしまえば、ひとりで自由に過ごせる場所がいくつも。
横浜中華街、山下公園、足を伸ばせば横浜赤レンガ倉庫。
実はどれも、「ちょっとそこまで」で楽しめるタイプの場所なのが嬉しいところ。
「今日は料理をしないで、中華街で肉まんを買って帰ろう」
そんな選択だって、できちゃうんです。
インドア派もアウトドア派も、いろいろな形で楽しめる。
今だからこそ、この家だからこその、街と住まいの独特のバランス。
なんとも興味をそそられます。
舞台は、石川町駅。
洋食レストラン、ラーメン屋などの飲食店がいくつも立ち並び、昼間から賑わいを見せる駅前。
元町・中華街駅方面へ歩く人も多く、観光客と思われる団体の姿をいくつも見かけました。
シェアハウスは元町・中華街方面とは反対。大通りを真っ直ぐすすむと、山手トンネルが見えてきます。
車通りの多い道は、かえって夜間でも歩きやすく、帰宅の遅い日を考えると安心という気もします。
トンネルを抜けると、ひときわ、のどかな街並みに。
日当たりの良い平坦な道を進み、右手に曲がると細い通りがみえてきます。
突き当りには、公衆浴場「さくら湯」。
なお、現在は休業中とのこと。
公衆浴場の目の前には、横浜らしく蹴上の低い階段が。
長い階段を見つけると、子供の頃によく遊んでいたグリコを思い出してしまいます。
徐々に開けていく景色を横目に、すこし息を弾ませて階段を頂上まで。
すこし先へと進むと、前回も訪れたあのシェアハウスが見えてきます。
一見、ホテルのようにも見える「Fine Maison 横浜」は、もともと大手保険会社の寮として使われていたそうです。
日が落ちてくるとライトで照らされる、シェアハウスのサイン。
柔らかく灯るオレンジ色のランプからは、ちゃんと気品も感じます。
サイン側の入口はA棟。今回ご紹介するB棟は、A棟の向かいに佇んでいます。
目印は黒縁のエントランスゲート。
家を想起させる形です。
この日(2018.09)、あいにくゲートの奥はちょっとした工事中。より格好良くなるんでしょうか。
さて、B棟の正面玄関はゲートをくぐってすぐの左手に。
ガラスのドアの右手に集合ポスト、ドアノブの辺りにナンバー式の鍵が設置される予定とのこと。
ズシッと重いドアを引いて、奥へと進みます。
正面玄関を開けた先には、明るく広々とした空間が。
奥行きがあり、大型のキャリーケースを複数並べても余裕があります。
照明はA棟と同じ、ダウンライト。
ウルトラマリンブルーの壁紙、木目調の飾り棚、グレーのタイルが施された壁面をアクセントに、カフェのようなほっこりした雰囲気を感じさせる空間です。
向かって右手に設置されたメッセージボードは、小柄な女性であれば隠れてしまうほどの大きなサイズ。
靴箱は、飾り棚の裏手に。
内側と外側のドアから、直接出入りができるようになっています。
靴箱は、A棟と同じタイプのものが5つ。
棚は、ひと部屋で2段ほど使用できるようになっています。
すべてのドアを開けても中央のスペースには余裕があります。朝の忙しい時間帯に入居者同士が隣り合わせになっても、あまり窮屈な思いをすることはなさそう。
靴箱の奥には、ナンバーロック付きの集合ポストが。
ポストは、きちんと部屋ごとに分かれています。
廊下に戻ると、すぐ脇に地下へと続く階段が。
階段の先は、半地下空間。
さらに奥にあるもうひとつの階段を下り、地下1階へ。
廊下の先に、まるで隠れ家のようなリビングが見えてきました。
足を踏み入れると、そこはペンダントライト、ダウンライト、ブラケットライトの柔らかな灯りが交錯する明るいリビング。
幾何学模様の壁紙と白いペンダントライトで、北欧風の仕上がりです。
空間の中央には、四角いダイニングテーブル。
高さ、大きさ、デザインの異なるイスが、3種類交互に並べられています。
正面の壁にはTV。
配線は、キレイに裏側に隠れるおさまり。
バライティ番組を横目に、のんびり食事を楽しむひととき。
上の写真はイメージ素材のようなものですが、時にはこんな使い方も良いのではないでしょうか。リビングのドアを閉めてしまえば廊下に響く音も遮られますし。
反対に、人のあまり集まっていないときはとても静かです。昼間の静寂を楽しむのも、個人的にはおすすめ。
思いのほか多く使われる気がするのは、壁ぎわにならぶ、こぶりなカフェテーブル。
壁面に造作された木目調のベンチに注目。隅っこ好きの人なら、きっと左手の角がベストポジションです。
リビングの手前側を振り返ると、カウンターテーブルが見えます。
高さのあるスツール。
ここは、夜な夜な赤ワインでしょうか。
カウンターテーブルの裏手には、立派なシステムキッチンがありました。
同じタイプのものが、2台設置されています。
ただし片方は、アイランドキッチンになっています。
カウンターテーブルに座っている人と話をしながら、料理を作ることができます。
シンクは幅の広いタイプ。
大きな鍋もすっぽり入り、洗い物がしやすそうです。
IHクッキングヒーターは3口。
飛び跳ねた汚れを拭き取りやすく、掃除がラクなのがいいところ。
カウンターテーブルには、パナソニック社の高速ジューサーとホームベーカリーが設置されています。
この高速ジューサーは、フィルターの掃除がラクなんだとか。
ブレンダーの掃除が億劫な人でも、フレッシュジュース習慣にトライできるかもしれません。
キッチンの背面には収納棚。
調理用の家電がたっぷりと収納されています。
棚には、前編でも発見したパナソニック社のロティサリーグリルを用意。
360度回転するグリルは、大きな肉のあぶり焼きが可能なんだそう。
ここまで設備が揃っていると、ついつい料理の熱が高まってしまいそうです。
続いて廊下へ。
正面の黒いドアを開けた先は、シアタールームです。
黒・白・グレーで世界観が統一されたスマートな空間。
プロジェクターを付ければ、壁に映像を投影することができます。
どの位置からでも大きなスクリーンを眺めることができて、とても贅沢。
小上がりになったスペースには、幅のあるソファがふたつ。
ちょうど良い高さからスクリーンに向き合う、特等席です。
階段の下にも、L字型のソファ。
男性でも足を伸ばして横になることのできる、大きなサイズです。誰もいないときは、ごろ寝をするのも気持ちよさそう。
中央にはダイニングテーブル。
なお、壁側には丸テーブルも設置されています。照明が明るく、ちょっとした作業スペースとしても利用できそうです。
地下空間には、趣味のためのスペースが他にも。
右手の重たいドアを開けた先は、楽器室です。
地下であることも手伝って、ドアを閉じてしまえば防音もばっちり。
奥行きのある空間で、お気に入りの楽器を思う存分弾くことができます。
楽器室の対面にはランドリールーム。
洗濯機、乾燥機が1箇所に集約されています。
洗濯物が乾くまで、シアタールームでショートムービーを見るのも良いかもしれません。
水まわりは、地下1階にまとまっています。
まずは、左手のドアの先へ。
薄ピンクとアイボリーのやわらかな空間。
スリッパや靴は土間で脱ぎ、奥へと進みます。
左手はバスルーム、右手はシャワールームです。
脱衣室はこんな感じ。衣類を一時的に保管しておけるカゴが用意されています。
バスルームは、いわゆる1坪タイプ。
排水口は、髪の毛が目立たないタイプです。
続いてシャワールームへ。
こちらにも、洗面台がひとつ設置されています。
シャワールームは、全4室。
つくりは、いたってシンプル。
正面の壁の柄がそれぞれ異なり、ブルー、ピンク、白の可愛らしい模様になっています。
トイレには、洗面台がひとつ。
もちろん、ウォシュレット付きです。
足早に階段を登り、上の階へ戻ります。
そうそう、エントランスまで続く半地下空間の足もとは、夜間でも足音の響かない絨毯敷きです。
写真映えは微妙なところですが、大型のシェアハウスでは特に防音の工夫は重要です。
階段脇には、アイロンを設置。
あまり多く設置されてはいませんが、一斉に使うものでもないのできっと充分。
左手に曲がった先は、男性用のトイレ。
洗面台、小便器、ウォシュレット付きのトイレが設置されています。
続いて、女性専用フロアの2階へ。
廊下の突き当りには、女性専用のリビングが用意されています。
大胆に猫のイラストが描かれた空間には、大きなビーズクッションがいくつも置かれています。
よく見ると、クッションには猫(?)の人形が。
猫の部屋ですね。
人形について運営事業者さんに聞いてみたのですが、どういうキャラクターなのか詳しくはわからないそう。気になります。
壁にはブックスタンド。
なぜか、猫にまつわる絵本や写真集まで飾られています。
ぼーっと猫の写真を眺めているだけで、日々の疲れも癒されそうです。
窓辺にはTVを設置。
もちろん、そこかしこに猫の影が。
こうした遊びができるのも、建物のボリュームがあってこそ。
寝転びながら猫みたいにぐだぐだと過ごしたくなったら、この部屋です。
廊下は、どの階も同じつくり。
突き当りのあたりにサブキッチンが設置されています。
シンクと給湯器のみが用意され、ちょっとした湯沸かしや洗い物程度は済ませることができます。
ミニキッチンの右手は、女性専用トイレ。
洗面台付きで、下の階まで降りずに支度を済ませることができそうです。
2階と3階を繋ぐ階段には、窓が設けられています。
天気の良い日は、空間が明るく感じられそうです。
サブキッチンは、3階の廊下にも。
2階と同じものが設置されています。
右手はトイレ。
こちらも洗面台付きです。
3階には収納スペースが設けられています。
収納は8つ。3階の入居者さんが使えるよう、部屋ごとに分かれています。
南京錠を用意すれば、セキュリティ面も安心です。
扉を開けると、奥行きは広め。
小さなキャリーケースなら、すっぽり収めることができます。
さて、お待たせしました。最後に専有部です。
まずは、B-104号室へ。
専有部の広さは8.3畳ほど。
A棟とB棟で、部屋の作りは基本的に変わりません。
洗面台や冷蔵庫、デスクとイス、収納は全室に備え付け。
はじめてのひとり暮らしでも、ここまで家具が揃っていると安心感があります。
アクセントクロスは、専有部ごとに異なるデザイン。
クロスに着目して、いくつかの部屋を見比べてみると、こんな具合です。
上から順に、201号室、303号室、304号室。
同じ家具が置かれているのに、壁や床の色によって雰囲気が異なるのは面白いところ。
どの部屋に住むのか、選ぶ楽しみが広がります。
石川町の隣駅、山手駅もシェアハウスから徒歩圏内。どちらの駅も徒歩10分ほどです。
都内で暮らしていると馴染みのない根岸線ですが、3駅先の横浜でJR京浜東北線に直通で接続します。横浜まで7分、品川まで34分、東京まで43分。都心部まで直通でアクセスできます。すぐ隣の関内で新横浜へ向かう横浜市営地下鉄ブルーラインに接続する点も、旅行や出張の機会の多い方には嬉しい点かもしれません。
すこし足を伸ばせば、元町・中華街駅も利用可能。東急東横線の急行に乗って、武蔵小杉まで23分、渋谷まで35分。複数の路線が使えるのは、帰りの遅くなってしまう日にもすこし安心です。
さて、賑やかな街をひっそりと支えるのが、首都高速の下を流れる中村川。
東京湾まで続く大きな川には、もともと舟運に関わる人たちが暮らしていたそうです。水上生活者のための学校もあったらしく、川とともに歴史を紡いできた街なんだとか。
緩やかな川のそばにも、活気のある商店街が広がっています。
明治時代から続く昔ながらのお店と、チェーンの飲食店が混在する商店街「アイキャナルストリート」。
年配の方も歩きやすいように、段差の少ない歩道が長く続きます。週末になると、ちょっとしたミュージカルショーや季節ごとのイベントも開催されているそう。観光客も、元町・中華街に比べて庶民的な街の雰囲気を楽しんでいる様子でした。
とはいえ、やっぱり横浜中華街は外せないスポット。
石川町駅の北口を出ると、中華街西門は目の前です。
平日・休日問わず賑わいをみせる中心街から、いつも漂う美味しい匂い。
小腹を空かせていると、つい誘惑に負けて食べ歩きをしてしまいます。
仕事帰りに出来たての小籠包を買ってから、シェアハウスに帰る。
そんな贅沢な暮らしができるのは、この街に住む人の特権かもしれません。
シェアハウスの運営管理は、株式会社ファインセレクトさん。
2019年1月時点で90棟800室以上ものシェアハウスを運営し、すっかりベテランになってきた運営事業者さんです。
スタッフの方は、ほとんどが女性。
最近は、運営する棟数の増加とともにスタッフさんも増員。国際派のスタッフも増え、すこしずつ増えてきた外国人の方にもスムーズに対応できるようになったそう。
主に女性専用のシェアハウスを手掛けていますが、Fine Maison 横浜は3棟目の男女共用の大型シェアハウスです。
3棟のシェアハウスに共通するのは、独特の「余白感」だと思います。
ソファとダイニングの距離感。ひとりでも楽しめそうな、ちょうど良い大きさの多目的空間。
ただ広いのではなく、と言って緻密という表現ともすこし違う、独特の余白感があるんです。
関東にはそれなりに増えてきた大型シェアハウスですが、作り手ごとの感性は、施設やデザインだけでなく大きな空間の埋め方にも反映される気がします。あとは、そうして生まれた距離感の「間」が自分の感性にフィットするかどうか。
やっぱりシェアハウスは、大きくても小さくてもどこも同じではないのです。
ピンときた方は、コチラからお問合せをどうぞ。
ココ・シャネルは、こんな風に言ったとか。
贅沢とは、居心地がよくなること。
そうでなければ、贅沢ではないのです。
大胆な空間ボリューム、最近のみなとみらい〜元町・横浜エリアの持つ独特の個性、そして比較的容易に東京都心にも通うことのできるアクセス環境。
今回のシェアハウスが新鮮なのは、この3つの要素が揃った組み合わせの妙が大きいと思います。
加えて、駅からの距離も隠れたポイント。
それなりに歩きますが、もし駅近だったらグッと立派な賃料になったはず。自転車を上手に使いたいですね。
新しい時代の、新しい住まい。
そこで生まれる暮らしは、どんな贅沢をかいま見せてくれるのでしょうか。
とても楽しみです。
(タンノ)
シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?