シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?
※こちらの物件は2011年6月より運営事業者さんが「こひつじ商事株式会社」へと掲載変更されています。
レトロが似合う、ほんわか空間。
今回のシェアハウス探検隊は 「ヒナタ 大井町」。最近次々と新しいシェアハウスを提案し続けている噂の女子コンビの新作です。
大井町といえば品川区という以外におよそノーアイデア(失礼!)ですが、実は京浜東北線に加え、大崎で埼京線に接続するりんかい線が乗り入れる利便性の高い街。
そして今回の物件のポイントは、ほんわかな空間。住人さんのお友達も立寄りたくなるような家をイメージしたというだけあって、かっこいいだけではないフレンドリーな内装が特徴です。家の中には、思わず“懐かしい!”と声を上げてしまうような昭和レトロなインテリアも満載で、まさしくほんわか。
いつも通りバランス感覚抜群の空間づくりは、好きな人にはドンピシャリの内容ではないでしょうか。
さて、大井町の駅周辺は実にサッパリとした印象でしたが、歩くこと数分。徐々に住宅街らしい雰囲気になってきました。
角を曲がると、とにかく目を惹く、この真っ赤な門。物件に到着です。
門を開けると足下には敷石。左手には縁側もあります。高々と揺らぐ木々と、敷き詰めら得れた砂利、赤く塗られたベンチなど、敷地内はコンパクトながらもなかなか本格的。陽当たりも、超がつくほどの良好ぶり。
正面玄関も、ポストに負けないくらいビビッドな赤。右手にチラリと映り込む赤は、2階用の玄関です。
では、さっそく建物の中へ。
土間へ入ってすぐ右手には、なんだかおもしろい形の靴箱が。今回の物件は1階に2部屋、2階に4部屋の全6名ですが、サイズは全員に対してなら少々小さめ。しかし逆に、1階の入居者のみの利用で考えると大きめ。
2階用にも靴箱があるので、両方を上手に利用すればちょうどという感じでしょうか。
こちらは101号室から見た玄関とリビングの様子。
では、そのままリビングへ行ってみます。
反対側から見ると、こんなです。磨りガラス、床の質感、玄関の照明、インテリアに至るまで、あちらこちらに昭和感溢れるレトロな佇まいが残されています。
リビングとキッチンの間のシェルフには、昭和主婦のバイブル、暮しの手帖がぎっしり。
創刊から半世紀以上たった今もなお愛され続ける元祖暮らし系雑誌ですが、発刊当時はセンセーショナルだったに違いない。今読み返しても新鮮なアイデアがたくさん掲載されているので、意外に実用性もありそうです。
丸いちゃぶ台や、懐かしい扇風機。昔はこんな生活だったなあとノスタルジックな気分にひたりつつ、テレビはしっかり薄型で地デジ対応。日常生活を譲らないこの辺りのバランス感覚が、らしさでしょうか。
カメラ付きインターホンの受信器の脇には、懐かしの磨りガラスが。
こちらはキッチン。
今回新たにあつらえられたキッチンは、水色の壁と淡い黄色のタイルがレトロな雰囲気にお似合い。キッチントップの下は収納になっています。
最新型のIHコンロは3口。6名で使う分には利用のバッティングもさほど心配ないかと思いますが、キッチン家電がないためお料理好きが勢揃いしてしまうと、スペース的にはちょっとタイトかも(家電は持ち寄りスタイルなのです)。どなたか電子レンジやポットを持ち込んでいただければ、まずは便利そうです。
点々と控えめに配置された小物達は、実に昭和風情漂うセレクト。
このタイプのトースター、使うのが楽しみだったなあ。楽しみすぎて食べきれない量のトーストを焼いてしまい、母から大目玉を喰らった記憶が蘇ります。
かなり年季が入っていますが、現役で使えることに期待したい逸品。つまりは、動作については無保証ということで。
キッチンの奥には、バスルームが続いています。
黒板塗装の引戸が、なんだか学校のようです。
なお、このように脱衣室に洗濯機がある間取りの場合、バスルーム使用時には洗濯機も使えません。念のためですが、要注意という事で。
貫禄のあるドラム型洗濯機は乾燥機能付き。
そして、バスルームは新設で真っ白。清潔感が漂います。
足を伸ばしてリラックスできそうな広々湯舟は、長風呂になる予感大。
2階にはサクッと利用するにはちょうど良い、コンパクトなシャワールームもあります。1階と2階で、是非臨機応変に使用して頂きたいところです。
脱衣室には、ちょっとした物が置けるスペースがあります。こういうのが意外と便利だったり。
写真左奥のキッチンから見て、右手にはバスルーム、左手には小さなかわいらしい洗面台と大きな姿見があります。
トイレはウォシュレット付き。
玄関から入って右手奥に1室、2階にもう1室あります。
では、ここからは専有部を見てみます。まずはリビングに一番近い101号室。
木の質感を、足の裏で感じながら。
小さなテーブルは特に101号室の備品ということではなくて、あくまでも使いたい方が利用して貰えれば・・とのこと。二面窓で、押し入れ収納にはハンガーポールがついています。
壁に取り付けられた照明用の配線ダクト。好みの照明器具に簡単に取り替えられます。
愛着の湧きそうな雨戸。
部屋のドアに取り付けられた鍵は、こんな剥き出しの状態です。渋い。
続いて隣りの102号室。
101号室を除き、各部屋の扉は黒板塗装で仕上げられています。
変形ですが、既存の押入れを有効利用した収納など、工夫が凝らされています。
続いて2階へ。
2階用の玄関にある靴箱は、1人2段利用できます。
なかなか急な階段なので、気をつけて。
頭上では、かわいい鳥たちがブラブラ揺れています。
さて、203号室です。
2階は全室にロフトと洗面台がついています。
部屋には堂々と柱が立っていますが、天井が高く開放的な上、部屋も広めなので案外気になりません。
こちらもキッチン同様、淡い黄色のタイルを利用。
ロフトから見た眺め。現実のところロフト上は生活スペースには厳しいですが、収納としては非常に有効。
206号室。
各部屋で異なる壁紙は、ベタですが楽しい仕掛け。しかも、セレクトはかなり個性ありです。
会社員や学生が多い反面、駅周辺は落ち着いた印象。駅ビルはアトレだったりと、ちょっとした買い物に不便することもなさそうです。
京浜東北線に乗れば、1本で品川まで4分、東京までも15分。乗り換えても新宿まで15分、渋谷まで10分と、都心へのアクセスも大変便利な上、駅からは天王洲アイルやしながわ水族館行きなど多方面のバスが出ているので、週末は周辺でも楽しめそうな環境。品川界隈はシェアハウスがあまり多くないエリアですが、大井町は穴場エリアかもしれません。
今回探検した「ヒナタ 大井町」を運営するのは「サイコ34号棟」さん。
女性デザイナーとのコンビで手掛ける、新しいものと古いものを融合させた住まいづくりには以前から定評がありますが、その運営管理も独特。
備え付けの備品類は、必要最低限・・と言うか、普通に生活するには足りません。中にはそれを物足りなく思う方もいるでしょうが、それより大切にしているのは、入居された方にとって気持ちいい生活を、自分たちでつくりあげていってもらう事だとか。
いろいろな備品や家電も、入居者が持ち寄る事で個性が出るし、不便も含めて楽しめる。備品だけでなく、日々の管理に関しても基本的にそんなスタンスなのだそう。
人により向き不向きが出るとは思いますが、その感覚こそ良し!とする入居者さんを見極めるチカラが、運営者としての腕でしょうか。彼女たちが手掛けた物件には、どこか似通った空気感の入居者さん達が揃っています。
今回は、とにかくぽかぽかとひなたぼっこが似合う家。この、ほんわかーな空気にピンと来た方は、コチラからお問い合わせどうぞ。
フクロウも、あなたの帰りを待っています。
(ホン)
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