古アパートの面影をたどって

軽やかに飛び石を踏んで

丁寧に設えた和の空間は、懐かしくもあり、どこか新鮮な感覚をもたらしてくれます。

春夏秋冬、晴れの日、雨の日、どんな日でもいいなと思える一瞬がある。そんなキラメキを発見できた日はきっと、飛び石のアプローチを軽やかなステップで通り抜けられるはず。

古アパートの面影をたどって

共用の廊下、窓、建具は、改修前の古アパートのものを一部使っています。時間を積み重ねてきたモノのノスタルジックな魅力を味わえるはず。

ほの暗い通路も、静けさをまとった日本映画のワンシーンのよう。

大きな共用のバルコニー

ウッドデッキをどーんと敷いた大きなバルコニーも、自慢の空間のひとつ。空の下でくつろぐ時間は、散歩気分とお家気分のいいとこ取り。

下町の街並み、音、匂いを、じっくりのんびり感じ取ってみるのも贅沢です。

バウハウスの和

柱の掛け軸、部屋の隅に置かれた火鉢、思い思いに花を生ける花器。日本の心粋、美学が詰め込まれた様々な要素を、今のライフスタイルと突き合わせ、バウハウスが考える和の空間をつくりました。

温かみのあるフローリング、アプローチの植栽が映る大きな窓、キッチン・ダイニングを回遊できる間取りなど、暮らしやすさには自信があります。

ダイニング・キッチン

チェアやテーブルなどの家具、小皿・大皿・丼ぶり・お椀などの食器は、長い付き合いになる目黒の骨董品店で揃えました。キッチンは大きなL字型。冷蔵庫を天板下にビルトインすることで、移動しやすくスッキリと片付けのしやすい設計になっています。

暮らしの「食」という大切な時間を、あたたかく育てられる空間です。

一日の終わりの贅沢空間

疲れを癒やすバスルームとシャワールームは、天高で開放感があります。また、浴槽内の壁はすべてタイル壁。素肌に触れた時の感触がツルンとしていて気持ちよく感じられるはず。バスルームは玄関の外にありますが、銭湯に行くような気分になれるメリットもあるのかも？

和の雰囲気をたっぷり味わえる障子窓、2Fの部屋には船底天井、そして快適に過ごせるフローリング。

各部屋は、古アパート時代の部屋を間取りを変えず悠々と使える空間に仕上げました。

それぞれの部屋には、味わいのあるデスクとチェアを用意しました。

よーく見ると、それぞれ表情が異なる1点モノ。収納スペースも押入れ一間分、たっぷり収納できます。