シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?

心地よい毎日のコツは、キッチンを楽しむこと。


ふとリビングに入れば、食欲をさそう薫りと、ジュッと焼けるフライパンの音。思わずキッチンに目を向けて「なに作っているの?」と声をかけてしまいます。

昔ながらの台所とは違い、最近のキッチンにはさまざまな機能や用途が備わっています。

ダイニングやリビングも一体となって、料理だけでなく会話を楽しんだり、ゆったりくつろいだりという役割も果たすのが、今日のキッチンという設備ではないでしょうか。住空間の中心と言っても、あながち言い過ぎということもない場合が多いような気がします。

もちろん、シェアハウスでもそれは同じ。

素敵なキッチンには、何気ない調理の作業やおしゃべりを、かげがえのない素敵な時間に変化させてしまう魔法があるのです。

さて、今回ご紹介する住まいのオーナーさんは、元ソムリエ。食事とコミュニケーションにかけてはエキスパートでもあります。

プロとして長年経験を積んできたオーナーさんが、新築された「アサンブラージュ」に込めた想い。それは料理や食事のプロセスを通じて人との接点を楽しむ感覚を、もっと色々な人に味わって欲しい、というもの。

ワインと料理と住まい手たちのマリアージュ。

さっそく、味見してしみたいと思います。


すこし潮風を含んだ空気が漂う、のどかな住宅街。

大きな国道からひとつ外れて佇む真新しい建物がお目当ての場所です。

正面玄関は右手の奥まったところに。

アプローチでは、素焼きの鉢に植えられた色とりどりの花が出迎えます。

玄関ドアの脇には集合ポストと傘立てが。

また、玄関先は幅の広いひさしで覆われています。多めの手荷物を抱えた雨の日にも、濡れずに家のなかに入ることができそうです。

ドアの上には防犯カメラも設置。

他の入居者の存在が何より安心感につながるかと思いますが、心強いことには変わりありません。

鍵は指紋認証型のオートロック。

ピピっと指をかざしてカチャリ。

それでは、内部へ足を踏み入れていきます。


ドアをグイッと手前に引くと、清潔感のあるシンプルな空間がのぞきます。

しっかりとした広い土間と、天井まで届く高い靴箱。

持論ですが、玄関のドアを開けて最初に目に入る空間は、住まいの顔となる大切な場所。1年、2年と時間が経っても、清潔に保っていきたいところです。

明かり取りの窓や、曇りガラスとウッドボードを組み合わせた玄関ドアからも柔らかな日差しが注がれていて、一層さわやかな雰囲気です。

靴箱は一人あたり一段ずつ使うことができます。

高さは無いためブーツなどの背の高い靴は自室での管理となりそう。ですが、幅が広く数は入ります。扉の表には、出かける前の最後の身だしなみチェックに便利な姿見がついています。

玄関を上がるとすぐに、ガラスを隔ててテラスの様子が伺えます。

そして、その脇にあるログハウス風のドアがリビングです。

ドアの上半分には、くもりガラスがはめ込まれています。

リビングに入る前から人の気配が感じられ、すこし暖かな気持ちで取っ手を握る瞬間が目に浮かぶよう。

それでは丸いドアノブを倒して、リビングへ。


リビングは無垢の素材感が広がる、親しみやすい空間。

特に華美な装飾は無いのですが、けれどもどこか贅沢な雰囲気が漂います。

清潔感のある空気感や、奥の方に垣間見えるしっかりめのキッチンがそう感じさせるのかもしれませんね。

右手の大きな掃出窓からは、そのままテラスに出ることができます。

よく見れば、リビングの3面にぐるりと窓が設けられています。たっぷり日差しが降り注ぎ、なんとも気持ち良し。

ソファエリアには、共用の大きなテレビがあります。

そのすぐ脇には、2台の小さな電子端末。実はこれ、インターネットもできますが、屋内の使用電力を確認できるタブレットとのこと。

水道光熱費を共益費として一括で支払うことの多いシェアハウス。ついつい照明やエアコンを消し忘れてしまう人もいるのではないでしょうか。電力消費を逐一数字で確認できることで、ある種のゲーム感覚で無駄なエネルギーを抑えることができるかもしれませんね。

入居者にとっても事業者にとっても、ひいては地球にとっても良いはずです。

掃き出し窓の側から見たリビングはこんな感じ。

ダイニングテーブルの隣には、ソファエリアがあります。

よく見れば、手の届く位置にドリンク用の冷蔵庫が置かれています。

キッチンにある冷蔵庫には背の高いものを入れるスペースが無いため、このタイプの設置に至ったのだとか。

内部には照明が付いていることですし、たとえばエチケット(ラベル)がオシャレなワインボトルをいくつか並べて、パーティーの日を心待ちにしてみるのも良いのでは。

青々とした大ぶりのグリーンも置かれています。

ソフトな色合いが多い空間の中で、ビビッドな色がちょうど良いアクセントになっています。

他には、空気清浄機も。

花粉のシーズンには無くてはならない、重宝するアイテムです。

TV脇の収納は専有部ごとに使えます。

そして、テレビの周囲に豊富に設けられた収納部。

生活用品を保管しておくも良し、TVを観ながらできる健康器具や趣味の品々を置いておくも良し、雑誌のバックナンバーを買い集めて並べるも良し。

ボリュームが大きいだけに、使いこなしの自由度は高そうです。


折戸を開けるとテラスとの連帯感が生まれ、一気に解放感が高まります。

ウッドデッキ風のテラスはL字の間取り。

多少の段差はありますが、印象としてはリビングとはフラットな関係。動線的にも気軽に出入りしやすく、リビングの過ごし方をそのまま持ち出せるような感覚。

暖かくなってくれば、ベンチでゆったり読書なんかも楽しめそうです。

BBQも可能とのことで、夏場にはちょっとしたテラスパーティーもありなのではないでしょうか。

デッキの一角には、大きな鉢に植えられたオリーブの木。

オリーブのピクルスもわりと簡単に作れるんだとか。

自家栽培のピクルスと、冷やした白ワインを自宅で楽しむ…。本場のフランス人も羨むような、絵になる休日が楽しめるかも。


続いて、キッチンはダイニングテーブルのすぐ隣に。

冒頭でも書いたとおり、元々ワインのソムリエだったオーナーさんには、キッチンから始まる会話を楽しんでほしいという想いがあるそう。キッチンとダイニングテーブルの距離が近いのも、そのための工夫のひとつだとか。

キッチンのシンプルなレイアウトは、誰もがすぐに馴染みそうです。

お互いに配慮すれば複数人同時での調理も、十分快適に進められそうです。

料理の中で生まれる会話のひとつひとつは、いつだって実に他愛もないことです。でも案外、そういう会話こそずっと覚えているもの。

「そういえばこのレシピを作った時、あんな冗談で笑ってたっけ」

「これを食べていた時は、ずっとあの話をしてたなぁ」

ちょっとセンチメンタル過ぎるかもしれませんが、思い出が結びついた味というものは、なかなか忘れないものです。そしてそんなことの積み重ねが、シェアハウスの醍醐味だったりするのかなと。

IHコンロの奥側には透明なボードが据えられています。

揚げ物などの油がテーブル側に跳ねることも無く、かつ空間を遮ることもなさそう。厨房を魅せたいレストランでよく見かけるような設備ですが、元ソムリエのオーナーさんならではの発想でしょう。

シンクにはシャワー水栓と、浄水専用の吐水口があります。

水切りの網は、野菜を洗うのにも便利そうです。

IHコンロは3口あります。

火力にこだわるならガスが一般的ですが、IHコンロの後片付けの利便性も捨てがたい。複数で使用するシェアハウスならなおさらかもしれませんね。

収納スペースもたっぷり。

大きな調理器具も難なく置くことができます。料理にこだわりたい人も十分満足できるはず。

キッチンの向かいの棚には、電子レンジや炊飯器がまとまって置かれています。

棚の上のフリースペースは作業台としても使えそうです。

引き出しには用意された食器類がずらり。

吊り戸棚は、引き下ろせるタイプ。

どうしても高いところには普段使いしないものを置くことが多く、得てしてそれらは大きめ。これなら背伸びや脚立を使ってヨイショとすることもなく、女性でも簡単に取り出せそうです。

キッチン脇の勝手口から出入りすることもできます。

シェアハウスでは、たまに入居者同士で食材や調味料を大量に安くまとめ買いするような人もいますよね。そんな時はここから直接運び込めば便利だと思います。

冷蔵庫は業務用の大型サイズ。

その脇の引き戸は、洗面室です。

冷蔵庫の内部は部屋ごとにストッカーが用意されていて、使用できるスペースがあらかじめ決められています。

ストッカーはそこまで小さいわけではないですが、よく料理をする方であれば自室にも冷蔵庫は必要かもしれません。


次に水まわりの設備ですが、まずはキッチン脇にある洗面室から。

2台の洗面台と、その向かいには専有部ごとに仕切られた収納があります。

ちょうどキッチンのすぐ隣にあることから、食材や調味料などを保管する場所としても使えるかもしれません。


さて、ようやくリビングを出て廊下に出ます。

右手前のドアがランドリールームで、その隣がトイレです。

ちなみに左手の折戸は共用のクローゼット。

反対側から見た廊下の様子。

突き当りのドアは、バスルームです。

クローゼットのハンガーはそれぞれ、一つずつ使用することができます。

仕事用のコートやマフラーはもちろん、近くのコンビニに行く時にさっと羽織れる、ちょっとしたジャケットなんかを掛けておくと便利そうです。

面白いですね。


ランドリールームには洗濯機が2台と、ガス式の乾燥機が1台。

やはり電気式に比べ、ガスの方が短時間で仕上がります。

向かいには、洗剤などを入れておくことができる収納の棚。

洗濯機が使用中で、次に使いたい時はこちらのボードに記入します。

そこまでギュウギュウに混むこともないはずですが、上手に使えば一日のスケジュールが立ちやすくなるかもしれません。


続いてバスルームですが、まずはその手前の脱衣室。

着替えやタオルを置いておける、割としっかりとした棚が設けられています。ランドリールームのボードや収納も同様で、日常生活を送る上でとても使いやすそうな工夫や配慮がいたる所になされています。

利便性の配慮の次は、健康への気遣い。タニタのヘルスメーターです。

会話が弾むとついつい美味しい料理へ箸も進みがち。身も心も締めるところは締めて、反省する意味も含めて毎日恐る恐る足を乗っけてみてはいかがでしょうか。

バスルームは広いバスタブ付き。白とベージュの清潔感ある空間です。

しっかり足も伸ばせそうなたっぷりとしたサイズに加え、自然光が入るのもポイント。お風呂好きな方にはうれしい設備です。


トイレはウォシュレット付きです。

こちらも窓があるところが快適さを高めているかと思います。


専有部が並ぶ廊下には、共用の本棚が設置されています。

3段の棚が各部屋に割り当てられます。

「本棚を見ると、その人がわかる」という格言もありますが、本に限らずお気に入りの物を置いてみたりして、自己紹介代わりのツールとして使うという手もあります。オーナーさんも、その人のパーソナリティ溢れる本棚にして欲しいと考えているそうです。


それでは、いよいよ専有部を見て回ります。

まずは101号室から。

ルームサインは木彫りのパネル。

カチャリとドアを開けた先は、白を基調とした空間に柔らかな木の素材が溶け込んだ北欧テイストを感じさせるつくり。

ちなみにこの部屋はモデルルーム。ベッド以外は備え付けではありませんが、シーツのカラーや床に置かれた小さなキリムだけでもガラリと印象が変わるものです。

部屋づくりの参考にどうぞ。

多少の差はありますが、どの部屋もサイズ感や間取りは同じです。

収納の吊り戸棚は、小型のキャリーケースもすっぽり収まります。

底面にはポールが渡されていて、衣類やハンガーを掛けられます。

特に目隠しはないため、魅せる収納を楽しんでいただく感じでしょうか。

実は壁の一面には3本のレールが取り付けられていて、思い思いの位置に3枚の棚板を取り付けることができます。

なんとも、飾りがいのありそうな仕掛けです。


104号室は淡い緑がかった壁紙に囲まれた空間。

窓の外は共用のテラスにつながっています。

棚に飾られているカラフルな尻尾たち。

確かこれ、壁に取り付けるようなキーフックだったかと。この部屋では、ちょうど良い部屋のポイントカラーになっています。

窓から見たテラスはこんな感じ。

物干し竿も設置されています。

ただしテラス側からすっかり見えてしまうこともあり、気になる方はこちらでは布団などの大物を干す程度になりそうです。


続いて、2Fへ上がります。

2Fは女性専用のフロアです。

階段をあがると、二方向に伸びる廊下。

左手に進むと専有部と水まわり設備が、右手に進むと専有部と本棚が並びます。

廊下に設置された洗面台は2台。

洗面道具を置く収納はもちろん、スツール、シンク下にはドライヤーも用意されています。

洗面台の脇にあるドアと、窓の脇にあるドアは女性専用のトイレです。

姿見がある廊下をさらに進むと、専有部が両側に並んでいるのが見えます。

突き当りの引き戸は共用のベランダです。

自然光が入るので、晴れた日中はそれだけでもだいぶ明るい廊下。

では2Fの水まわり設備へ。


2Fにはバスルームとシャワールームがひとつずつ設けられています。

バスルームは1Fとほぼ同じつくり。シャワールームの脱衣室には洗濯機が設置されています。脱衣室に置いてしまうと使い勝手が云々…という話は、たっぷりゆとりある設備数を考えれば問題ないはず。

なんとか女性専用設備を1台追加で用意しようという、言わばオーナーさんの心意気というところなのでしょうね。


トイレはウォシュレット付きのスタンダードなタイプ。

ユニークなポイントとしては、トイレ用擬音装置が設けられていること。

一人住まいでは気にしなくとも、シェアハウスではエチケットとして気になる場面も。1Fのトイレでは、ぜひ男子の皆様もご活用あれ。


こちらは205号室。

他と同じく一面採光で、真四角のシンプルな空間です。

ベッド下には収納のボックスが3つ収まっています。

吊り戸棚の収納は他と比べて少し小さめ。

ハンガーポール部分のデザインもちょっとだけ異なっています。

各部屋には、室内干し用の器具も備わっています。

使わない時は、リングの部分を握ってクルッと回せば簡単に取り外すこともできます。


208号室は角部屋です。

窓は通りに面しており、高い建物がなく日当たりも上々です。

そして窓の外にはベランダがあります。

ただ、窓からベランダに出ることはできず、廊下にあるドアから入っていく形。

こちらがベランダからの眺め。

物干しの器具は柵より低いタイプ。これであれば女性の方でもわりと人目を気にせず、洗濯物を干せるかもしれませんね。


家の前の有料の自転車置場にも大きなひさしが設けられ、雨よけになっています。

ただし、海に近い土地柄、どうしたって錆の進みは早いかと。定期的なメンテナンスは覚悟した方が良いかも。


シェアハウスの最寄り駅は、京急本線県立大学駅

米軍基地のある横須賀中央駅は隣駅。横浜駅までは乗り換えひとつで約35分ほどです。シェアハウスから10分ほど歩くと、大型スーパー、ホームセンター、大手家電製品店が同じエリアにまとまっています。

近くの魚市場では、獲れたての江戸前地魚をメインにした朝市を毎週日曜に開催しているそう。

また、スケートボードエリア・オフロード自転車練習コース・壁打ちテニスコート・スリーオンスリーバスケットコート、さらにはBBQもできるといううみかぜ公園も徒歩圏内。

少しばかりアクセスが不便だったとしても、都市郊外の暮らしとしてはけっこう快適な環境にあるかと思います。


物件を運営管理するのは、「有限会社神田屋本店」さんです。

シェアハウスの運営は初めてとのことですが、今回、元ソムリエ・飲食店経営の経験を活かした「食を愉しむ」生活が味わえる空間を目指したとのこと。

実はこちらのオーナーさん、ひつじ不動産のシェアハウス管理士講座にご参加頂いていたりします。そこで熱心に学んでいただいたことが建物の随所で見られ、うれしくもあり、手前味噌ではありますが居心地の良さそうな住まいに仕上がっています。

なお、今後は料理やワインの教室をシェアハウスで実施することも考えているんだとか。

とても物腰の柔らかい方ですし、すぐ近くにお住まいということもあって、お互いに親しみやすい関係になれそうな予感がします。たとえばワインについて聞きたいことがある時など、声を掛ければ応じてくれたりするのではないでしょうか。もちろん日々の生活でも、何か困ったことがあれば相談してみて下さい。

海が聴こえる町でおくる、ワインと食事を愉しむ暮らし方。

ピン!と来た方はぜひ、コチラからお問合せをどうぞ。


横須賀には全国で初めて、商店街としてワイン醸造免許を取得して製造・販売され始めた手作りワイン「おっぱまワイン」があります。

甘口でフルーティな味わいは、三崎港で獲れたマグロの刺身とよく合うはずです。

春には衣笠山公園でお花見、夏の花火大会は、米軍基地の異国情緒溢れる雰囲気の中で観賞。秋の頃には、先程も紹介した魚市場で「さかな祭り」で新鮮な海鮮に舌鼓をうつ。

そして東京湾最大の自然島、猿島は都会の喧騒を忘れさせ、ゆったりとした時間を味わうことができるでしょう(ビーチ以外)。

さて、なぜ、こんなに横須賀推しをするのかですって?

実は、地元が横須賀なんです。良いと思いますよ、ほんとに。

(ソン)

「アサンブラージュ」とは、フランスのワイン用語で、数種類のぶどう品種をブレンドしてより良いワインを造り出すことを意味します。過去にワイン業界で仕事をしていたオーナーが、様々なバックボーンを持った入居者が集まって素晴らしいコミュニティを作って欲しいと...

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