シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?
国分寺と立川の間だから「クニタチ」(国立)。
今でもうっかり、「コクリツ」と読んでしまうことがあります。
「アウル国立シェアハウス」という名前を初めて見たときも、ついつい<アウルコクリツ…>と読んでしまいました。同時に、架空の国家“アウル”を勝手に妄想しはじめる始末。なんかこう、そんな響きだと思うんですよね。
結果、建国された“アウル国”は、仕事熱心だけれどアットホームで酒飲みの多い、暖かみのある小さな北国という設定となりました(妄想ですが)。
で、実際に訪れてみると…抱いていたイメージと重なる重なる(北国という点を除いて)。
こぢんまりとした規模感と、木目を上手につかった空間。ゆるやかでアットホームな雰囲気。どんなもんだい!と、すこし自分の妄想力を自慢したい気分です(おいおい)。
冗談はさておき、家のなかは気持ちよく暮らすための要所をきちんと押さえたつくり込みが割としっかりめ。
大きなカウンターキッチンがダイニングテーブルと向き合い、ベンチつきのテラスからは、大学通り一帯の街路樹を見下ろせます。プライベートルームにはD.I.Y.可能な壁面が設けられ、好きな絵画を飾ったり、コートフックを取り付けてみたり。
のびのびと自分スタイルを楽しめる暮らしが、アウル国のお国柄といったところのようです。
国立駅前からまっすぐ南下する大学通りは、歩道と車道の間に並んだ街路樹の緑でいっぱい。
車道側に自転車専用レーンが設けられているため、自転車を気にすることなく歩けます。
活気のある軒並みを眺めていると、徒歩2分の距離はあっという間。角地に建つ赤タイルの建物の最上階が、今回のシェアハウスです。
建物のエントランスにはテナント用のポストとは別に、部屋ごとにポストが設置されています。
目指す4Fへは、階段をつかっても良し、エレベーターをつかっても良し。ただ、エレベーターは3Fまでの運用なので、結局は階段を使うこととなります。
上った先には、シンプルな玄関ドア。
よく見ると、ブローチサイズのサインが設置されています。かわいい!
玄関の鍵は電子式のナンバー錠。
スマートエントリー機能なるものを搭載していて、キーホルダー状の鍵を持って近づくと自動的に解錠されます。鍵をかざす動作も要らないので、自動改札機よりスマートに出入りできるかも。
では、中へ入ってみます。
玄関扉を開けるとすぐ、リビングの光景が目に飛び込んできます。
玄関まわりはこんな感じ。土間部分はコンパクトです。
また、玄関脇のカーテンの先には、靴箱の代わりにシューズルームが設けられています。
靴はオープンシェルフに横並びで保管することとなります。棚の高さはフレキシブルに変更可能。
におい対策として空気清浄機も設置されていて、モワモワとした靴収納からオサラバできるかも。
それでは、リビングへ。
ダイニングテーブルを中心とした木目空間に、赤・白・黒のカラーリングが映えます。
キッチン奥の斜めの壁も特徴的。どこか、隠れ家や秘密基地のようなイメージを彷彿させます。
ただ、このリビングの主役は、キッチン頭上にある黒板ではないかと思います。
この黒板、よく目立ちます。描くもの次第でリビングのムードががらっと変わりそうなのが面白いところ。
季節の行事にあわせて描き換えれば、日常のちょっとした変化を楽しめそう。ちょっとしたパーティの看板役としても、しっかりと仕事してくれそうです。
ダイニングテーブルを挟んだキッチンの対面には、ソファスペースが設けられています。
2つの高さの視点があることで、空間に広がりが生まれ、使い方にも幅が出るというもの。
面白かった本や雑誌をソファテーブルに置いてさりげなくオススメ、なんて結構やりそうですよね。
日常のほどよい刺激になりそうです。
キッチンはすっきり広めのファミリータイプ。
あえて、水切り台やキッチン家電などの小物は置いていないのだそう。
「出したら片付ける」というルールを守っていれば、いつも綺麗なキッチンを満喫できるはず。とは言え、さすがにここから先どうするかは事業者さんと一緒においおい話しあってみて頂ければ。
まあ、それでもオリーブオイルや醤油といったよく使う調味料や、ブレンダーやスライサーなどの調理器具は手元に置いておきたいのも事実。
そんなときは、振り返ってみてください。部屋ごとにワイン箱2つ分の収納スペースが用意されています。
また、共用の備品や、ホットプレートなど大物家電の収納部分も十分にとられているのでひと安心です。
コンロはIHタイプで、グリルつきなのが嬉しいところ。焼き魚も手軽に食べられます。
電子レンジや炊飯器などのキッチン家電は、壁のくぼみにすっぽり収まっています。
コンロとは別に用意されたIHヒーターは、ダイニングテーブルで鍋を囲む時など、なかなか便利使えそうです。
玄関とソファスペースの間の廊下の先には、ライブラリーがあります。
と言っても、大きな本棚が並んでいるわけではありません。
壁に取り付けられた棚板とデスク&チェアが置かれた、コンパクトなスペースです。
首を傾げる人もいるかもしれませんが、リビングから少し離れた場所での、ひとり用のスペースは意外と重宝するのではないかと思います。
仕事を持ち帰ってしまったとき、小一時間だけ作業に没頭したいとき、なかなか自室だと雑念が多くて作業が捗らないことが多いもの。
リビングと完全に仕切られているわけではないので、閉塞感もなく、ほどよい緊張感もある。
プライベートでもパブリックでもないサードプレイス。カフェにも似た居心地のよい空間です。
また、ライブラリーの背面にあるウッドデッキのバルコニーはきっとお気に入りの場所になるはず。
窓を開ければ、ほどよい広さに。
窓際のデッキテーブル&チェアに腰掛けて緑いっぱいの景色を楽しむも良し、バルコニーに作られたベンチに座って風を感じるのも良し。
日当りが良いので、プランターなどを並べてプチ菜園してみても良さそうですね。
ミントを育てて、摘みたて新鮮なモヒートで乾杯。気持ちよさはお墨付きです。
モヒート片手にバルコニーに出れば、運がよければ富士山が見えるかも。
東京タワーやスカイツリーより、富士山ビュー。きっと、プレミアムな気分を味わえるはず。
水まわり設備は、リビングの奥の一角に集約されています。
大きな鏡が嬉しい洗面台。1台ですが全5室の部屋数を考えれば許容範囲内ではないかと思います。隣に立って、ドライヤーを使うぐらいはできますしね。
水栓ハンドルや受け台のディティールがオシャレ。毎日手に触れる場所だから、こういった心配りは嬉しいです。
洗面スペースの奥、扉をあけるとランドリー。右手にはシャワールームがあります。
浴槽付きのバスルームはありません。その代わり、シャワールームには大きめのシャワーヘッドが取り付けられています。
たまにはゆっくりバスタイムを楽しみたい。そんなときは、ひとつ通りを奥に入ったところに銭湯があるようなので、そちらを利用する事になりそう。近くに岩盤浴のお店もあるようです。
脱衣室には、あると便利なバス用品の収納棚とフックが設置されています。
トイレはランドリーの左右に1室ずつ。そのうち1室はウォシュレット付きです。
では、部屋を見ていきます。まずは、ライブラリー・バルコニーの脇にある401号室。
部屋はコンパクトながら、壁の幅めいっぱいに広がる窓が気持ちいい空間です。
エアコンとベッドフレームが備品として用意されるとのこと。
廊下側の壁には棚板が取り付けられています。
ちょうど棚下のスペースが収納としてつかえそうですね。ハンガーラックなどを置くといいかも。
天井には、物干用の器具が取り付けられています。見られたくない洗濯物や、雨の日などに重宝するはず。
照明のスイッチは、担当さん一押しのモノ。少しレトロで、無骨なスイッチ。カチカチっと上げ下げするギミックが気持ちいい。
部屋のサインは、ステイン塗装した木彫りのドアにどーんと大きく貼付けられています。
また、棚板や窓枠など室内の細かい部分がステインで塗装されているため、まとまりのある雰囲気に仕上がっています。
続いて、402号室。401号室のとなりの部屋です。
401号室より、すこしゆとりのある間取り。壁の一面がピンク色に塗装されています。
各部屋に設けられた色付きの壁は、D.I.Y.可能とか。
たとえば棚をつけたり、絵を飾ったり。帽子掛けや衣類のハンガーポールを取り付けても大丈夫です。
ただ、重たいモノを置いたり掛けたりする際、耐加重には十分に気をつけたいところ。
各部屋にはTV端子も設置されています。
最後に405号室。
黄色の壁がインパクト大。なかなか発色の良いカラーリングです。
そのせいもあってか、室内がとても明るく感じます。なんとなく、疲れも吹き飛ばしてくれそうな雰囲気。
他の部屋にくらべ、棚板が多く取り付けられているところもポイントです。
照明がダクトレールなのもうれしいですね。お気に入りのペンダントライトをいくつかぶら下げることも可能です。
玄関脇のドアの先には、共用のベランダがあります。
主に、洗濯物干しスペースとして使うことになりそう。
ま、こちらは見晴らしには期待しないでください。あったら便利、という感じ。
国立は快速の停車駅。国分寺で特快に乗り換えれば、新宿まで30分。快速だと吉祥寺まで25分、新宿まで40分ほどです。
広い歩道には緑がいっぱい。自転車道が車道側に設けられているため、安心してのんびり歩けます。
またカフェ、スーパー、飲食店、生活用品店などがずらりと並んだ便利な環境です。シェアハウスの向かいにある本屋さんの品揃えもなかなか良い感じ。
一度住んだら、きっと好きになってしまう人も多いのではないかと思います。
管理・運営は「松岡地所株式会社」さんです。
賃貸マンションやオフィスビルなどを取り扱って80年という老舗の不動産屋さんです。
シェアハウスの運営は今回が初めてとのこと。そのせいか、お話していると生活の導線や細やかなルールなど「暮らしの中の些細なこと」に対する話題が多かったのが印象的でした。
住まいは、毎日の暮らしの場所。細かな心配りやサポートは、不安や不快を取り除き、自然と豊かさを運んでくるために大事な役割を果たすと思います。暮らしをずっと見つめてきたプロだからか、手探りながら、暮らしの本筋をしっかりと掴んでいるよう。丁寧で安定した管理が期待できそうです。
今回は5部屋だけの小さなシェアハウス。おそらく、互いの距離の近い濃いめのコミュニティが生まれそうな予感がします。お問合せは、コチラからどうぞ。
ただ、「のんびりできる」だけじゃない。
大きく翼を広げられるような気持ちよさが、アウルの見どころです。
<イシクラ>
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