シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?
誰が付けたか皆集亭。
今回のシェアハウス探検隊は「皆集亭」。
実はこの物件、2007年頃からシェアハウスとして運営されてきた物件が、昨年大幅に改装されてリニューアル・オープンしたもの。わずか4年での大規模なリニューアルは大きな決断です。
なんでも、当初は日本に滞在する外国人の方を対象に運営を開始したものの、最近は問合せもすっかり一般の社会人の方がメインとなり、シェアハウスとして求められるモノが大きく変わってきたことを実感されたのだそう。
そして、結果として今回登場したのは、どこかレトロな飲食店を思わせる空間を備えた空間。事業者さん曰く「あまり豪華な方向性に行くのも違う気がするので、あえて質素に」ということで、比較的プレーンな仕上がりになっています。
ということで、いざ。
あ、ちなみに女性専用でございます。
JR山手線、池袋のお隣の大塚駅から歩いて4分、住宅地の細い道路の先の先。
良い感じの路地の奥に建っています。
アプローチは料亭風。
工事中、近隣の方々には飲食店になると勘違いされていたそうな。
で、突き当たりが本日の目的地、皆集亭。
外観は壁に色を塗り、一部ルーバー状に黒い板をあしらっています。
飲食店だと思うご近所の方の気持ち、分かります。
が、玄関左手に並ぶ集合ポストは、生活感出てます。
よく見ると造作された小さな屋根が付いたりしてるんですけどね。
ということで、正面玄関はコチラ。
どっしりとした、でもプレーンなドア。
鍵はナンバー式になっています。
ぺたぺたと貼られた白いテープには、ナンバーロックの操作方法が記載されています。分かりやすいと言えば分かりやすいです、確かに。
暗証番号を押してノブを捻ると、ガチャリ!とアナログな音が。
ドアを開けると、目の前には独特な曲げが目を惹く椅子が置いてあります。
なんでも有名な工房で作られた逸品なのだそうな。
外出時に便利な姿見もついてます。
玄関の脇には、写真のようなシューズラックが設置されています。
ブーツなど背の高いものは、上段へ置きましょう。
それでは、リビングへ。
赤い柱を中心に、ぐるりと結構広めの空間になっています。
空間のコンセプトは、大正モダンとのこと。
食事などはこちらのテーブルでどうぞ。
なぜかズラリと3台並んだモニター。1台はPC、1台はTV、そしてもう一台は録画専用とか。「そう来るか」感もなきにしもあらずではありますが、便利ではあります。
続いてはキッチンへ。
プレーンなキッチンですが、広々として使い勝手は良さそう。
シンクは小さめですが、実は2つあります。
この辺りは、シェアハウスならではの仕様でしょうか。
で、シンクに追い出された形の2口のIHコンロは、すぐ脇に。
複数名で同時進行する調理の楽しさは、シェアハウスならではの時間。2人でもストレスなく使える広さと設備は、実はとても有り難いものです。
キッチンとダイニングの距離感もほどよく、名前の通りきちんと人が集まる空間になってくれそうです。
続いては水回り設備をチェックしてみます。
上の写真の真ん中辺り、リビングの隅に洗面台があります。
脇の棚には、入居者ごとに洗面用具を置けるスペースが用意されています。
で、洗面台の隣の引戸の先には脱衣室とシャワールームがあります。
シャワールームはコイン式になっています。
浴室は利用量に多少差が出るのでフェアではあるのですが、この辺りは好みが分かれるところかも。
さて、リビングと玄関を繋ぐ廊下の途中には、ランドリー・スペースがあります。
こんな感じの洗濯機と乾燥機は、共にコイン式。
共益費が少し抑えめになっている代わりに、この辺りは徹底して「フェア」仕様になっています。使った人は、使った分だけ。
で、よく見るとランドリールームの奥にもシャワールームがもう1室。
入居人数を考えると、朝や慌ただしい時間帯には重宝しそうです。
それでは、101号室から専有部を順に見てみます。
この建物、元々は共用玄関&内廊下スタイルの昔懐かしい木造アパートだったそうな。部屋も元々は全て和室だったため柱や梁に面影を残してあるものの、床はすっかりクッションフロアに張り替えられています。
各専有部内にはそれぞれ、専用の冷蔵庫も設置されています。
ちなみに電気代は100KW/hまで共益費に含みますが、超えた分は別途料金が発生します。うむむ、やはりフェア仕様。繰り返しますがベースとなる共益費は抑えめです。
ということで、廊下に並ぶ布で目隠しをされている物体は電気メーター。むき出しだと結構ゴツい外観をしておりますので、これもひとつの心遣いかと。
続いて103号室。
広さや設備は基本的にどの部屋も共通ですが、家具のレイアウトは若干異なります。
ま、窓向きが違ったりするので、当然ではあります。
専有部のドアも全てナンバー・ロックで、見た目が少しゴツイ反面、玄関を含めて鍵を持ち歩く必要が無いのも特徴でしょうか。
では、そろそろ2Fへ。
まるで漆塗りのごとく、朱色に塗られた階段は独特な雰囲気。
渋い手すりにも、アパートの歴史を感じます。
廊下には特に何も無いので割愛しますが、2Fには、水周り設備としてトイレと洗面台があります。
こんな具合に。
さて、こちらは201号室。
部屋の様子は、基本的には1Fと同じです。
が、部屋によって日当たりや眺望が結構異なるので、その辺りは現地でよくご確認を。
大塚駅前の繁華街は夜になるとよく賑わい、ディープなエリアは多少の怪しさも感じるのですが、昼間は路面電車がゆったり走るのどかな下町のような風景が広がります。
ちなみに路面電車は400円で一日乗り放題チケットがあるそうな。路面電車、渋くて良いです。
大塚駅も2009年1月についにリニューアル工事が終了し、広く綺麗になりました。
最寄りのターミナル駅は、もちろんお隣の池袋。
JR山手線でわずかに3分、新宿は12分、渋谷は19分です。
実は創業当時の羊社の事務所は大塚だったため、何かとお世話になっていた地域でもあります。夜遅くまで営業している飲食店も多く、食事情は何かと良好。探せばディープな良店が幾つも見つかりますので、入居された方はゼヒ。
運営をされるのは「株式会社オフィス・シントウ」さん。
大塚に事務所を置く不動産会社ということで、地元のことも知り尽くしているはず。
幾つも運営されているシェアハウスでは、どこも住まわれている方の入居期間が大変長いのだとか。何度か運営されている「roman亭」の入居者さんにお会いしたこともあるのですが、皆さんとても仲良く生活されている様子が印象的でした。
豪華な設備や流行のインテリア、奇抜なデザインではなく、敢えて素朴に。でも温かく。そんな運営を心がけているということで、運営物件や入居者さんの事を話す姿を見ていると、本当に人が好きなんだなぁと感じます。
という事で、必ずしも最先端だったりスタイリッシュだったりというベクトルではないですが、立地も便利で賃料も抑えめ、運営管理も思い入れがあって温かめ。こんなあり方の物件もまた、良いのではないでしょうか。
興味のある方は、コチラからお問い合わせをどうぞ。
玄関前には渋過ぎる古井戸もあります。
そして、路地の入り口にはこんな看板も。
この渋さと佇まいが、大塚という街の全てを表しているような気がします。
東京でこんなに本気でお祭りを盛り上げる街は、きっとココだけではないかと。
池袋まですぐなのに下町情緒満点。そう、それが大塚。
(サトウ)
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