シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?
気づかいがあるって、嬉しいことです。
ひつじ不動産の公開資料から推測すると、現在、シェアハウスに住んでいる人の8割弱ほどが女性のよう。たぶんそこには、初めて実家を出てひとり暮らしをはじめた方も含まれているはず。
そろそろ親元は離れたい。でも、完全なひとり暮らしは寂しい。まわりにどんな人が住んでいるかわからない環境は、やっぱり不安…。
普通の住まいではなくシェアハウスを選んだ理由として、そんな女性達からよく挙げられるキーワードのひとつが「安心」です。帰宅すると家に誰かがいて、リビングに灯りが点いている。心からほっとできるこの瞬間は、シェアハウスに暮らす大きなメリットのひとつだと思います。
特に女性の場合、会話を通じて気持ちのコントロールをしているような部分があるもの。いつでも話せる相手が家にいる環境が、好まれるのも分かる気がします。
この春(2014)、地元の人たちが「住みやすい街」と口をそろえる本厚木の街に生まれた「シェアハウスK 長谷」は女性専用のシェアハウス。
女性だけの方が安心と感じるか、男性がいた方が安心と感じるかは、個人差があるもの。どちらもメリットがありますから、自分に合ったものを見極めることが大切です。
オートロックやカメラ付きインターフォンといった防犯設備の充実に加え、常駐の管理人さんによる生活のサポートも「安心」の助けになりそう。事業者さんの人柄が滲み出るような、暖かな管理の姿勢もあわせて見て行きたいと思います。
本厚木駅から15分ほどバスに揺られ、最寄りのバス停から徒歩7分。高台に建っていることもあって、足腰が鍛えられそうな距離感です。入居者さんは自転車を使って通勤している方が多いそう。
斜面の途中に建つ、青い階段が目を引く建物が「シェアハウスK 長谷」です。
以前は社員寮だったそうですが、シェアハウスへの改修にあたり、間取りも随分と大きく作り替えたとか。
大きく庇(ひさし)がせり出した、玄関へのアプローチ。
これだけしっかりと屋根があれば、雨の日でも安心。斜面の立地ですが、足元はフラットになるよう整えられています。
白、青、茶の組み合わせは、どこかマリンテイスト漂う爽やかさ。
秘密基地やガレージを連想させる茶目っ気のあるフォント。異なるフォントの組み合わせにもどこか愛嬌を感じるのは、贔屓目でしょうか。
アプローチの突き当りに玄関があります。
小さなガラス越しに内部の気配をうかがいながら、ナンバーキーをピピッと入力。
しっかりした重みのドアを手前に引くと、左右にひらけた空間が。
できるだけ収納場所に困らないよう、靴箱は大容量のものにしたそう。
同じ大きさの靴箱が各フロアに設置されていて、各階入居者さんだけでこの容量を使用できます。
つまり、3人でこの容量。ひとり10足+ブーツといったところでしょうか。靴の多い方にも嬉しい収納力です。
土間は広めです。
でも、もちろん靴はキチンと靴箱にしまうのがマナー。他のフロアの入居者さんがラウンジやキッチンを使用するときも、指定の共用スペースに入れておきます。
玄関のすぐ右手は管理人室。管理人さんが常駐して、生活をサポートするそう。なにか困ったことがあるときは、ノックしてみてください。
玄関を入って左手にラウンジがあります。
ラウンジと廊下の間には、大きなガラスの仕切り。疲れて帰宅したときも、やさしい灯りと誰かの姿が見えればホッと安心できそう。
ガラスの向こう側は、優しい色合いの広いラウンジ。
南側に並んだ大きな窓から太陽光が差し込み、とても明るい空間です。
ソファスペースとダイニングスペースの2つにゾーニングされ、目的に合わせて場所を選べる楽しみも。
家具のテイストのためか、空間の使い方のためかはともかく、どこか公共施設によくあるラウンジスペースにも似た雰囲気です。
ダイニングでご飯を食べたあとは、ソファに座ってゆっくりテレビを見る時間。
女子トークも、どちらかと言えばソファの方が弾みそうです。
すぐそばで、パキラもそっと見守ります。
廊下側にはカウンター席が設けられています。
グッと集中して勉強したり、家で仕事をするときは、ここが捗りそう。背中側のソファと言い、カウンターと言い、ちょっぴりカフェ気分が味わえます。
カウンター席の一部は共用パソコンのコーナー。
夜ごはんのレシピや、入居者さん同士の会話で出たキーワードをササッと調べるときなど、意外と活躍するシーンはあるのかも。
ちなみに、2014年5月現在は2台の共用パソコンの他、共用プリンタも設置されています(紙は各自で用意)。女性のひとり暮らしなら、プリンタを持っていない場合の方が多いでしょうし、いざというときに便利かもしれません。
年に1・2度程度ですが、今でもプリンタが必要になること、あるんですよね。
ソファの反対側はダイニングゾーン。
どこか懐かしさを覚える椅子の並びは、集まってごはんを食べるシーンを思い描いて作られた、良い意味で食堂っぽさのようなものを感じます。
全部で16席。ちょっとした飲食店よりも余裕があります。
壁沿いに取り付けられた収納は、各部屋ごとの食料棚。
ひとり1段分が使用できますが、収納の工夫が求められそうな比較的コンパクトなサイズ感。カゴやラックを自分で用意すると、スッキリ整理整頓できるかも。
ソファとダイニングを繋ぐように、窓際に作られたベンチ。
2つの窓を囲むようにして取り付けられた枠が、出窓のような一角を生み出しています。
ここに腰掛けている風景は、お気に入りのひとコマ。
休日には文庫の小説と紅茶を持ってきて、のんびり過ごしたいな…なんて妄想が広がります。
ダイニングの隣はキッチンです。
ゆったりサイズのシステムキッチンが2台並ぶ、たっぷりゆとりのある空間。
何人かで同時に使用しても、楽しく快適に使えるはず。
使いやすさを考えて、キッチンは奥行きが深いものを選んだそう。業務用とも悩んだそうですが、火の取り扱いを考慮して、今回はIHヒーターに落ち着いたのだとか。
実際に立ってみるとよく分かりますが、壁に向いていても閉塞感はほとんどなし。まな板を置くスペースも広いですし、時間の掛かる調理でも腰を据えて取り組みたくなってしまいそう。
アイランド型の収納を作業台にすれば、ホームパーティーをするときにも準備が捗ります。
普段使いでも食材を一時的に置いておいたり、食器を準備したりとなにかと重宝するはず。
とは言え、料理をする気力がないときは文明に頼るのが一番。
実は、我が家でも電子レンジでパスタを茹でる容器が日々活躍している今日このごろ。
では、ラウンジを出て水まわりを見ていきます。
靴箱の裏手に位置するのがシャワールームとランドリー。
これだけわかりやすければ、入居したばかりでも迷うこともないはず。
サーモンピンクのドアを開けると、思っていたよりも広い空間が現れます。
2台並んだ洗面台は、パウダールームのようにも使えそうですね。ただし、長時間鏡を独り占めしないようご注意を。
洗面台の横に取り付けられた棚には、各部屋ごとに洗面グッズを収納できます。
歯ブラシ、洗顔グッズ、スキンケアグッズ類の他、フェイスタオルのストックなどを入れておくと便利かも。
洗面台の対面がシャワールーム。
こちらはシンプルなタイプ。脱衣用の棚とハンガーがあるのが嬉しいですね。
隣にはバスタブ付きのバスルームもあります。
これからの季節、暑くなってくるとついシャワーで済ませがちですが、女性の場合、しっかり身体を温めるのが良いとも聞きます。余裕があるときは、お気に入りの入浴剤でリラックスタイムを楽しむのも、オフの時間の有効な使い方。
シャワールーム&ランドリーの隣はトイレです。
トイレットペーパーなどの消耗品は、管理人さんがチェックして補充してくれるそう。
専有部へ向かう前に、他のフロアの共用部も覗いてみます。
フロア間を移動するときは、玄関を出て外階段を使います。
2階と3階の入居者さんは、移動用のスリッパやサンダルを用意しておくと便利そうです。
なお、2014年5月に、外階段に大きな屋根を付ける工事を行う予定とのこと。雨が降っても濡れずに移動できますね。
2階と3階はほぼ同じ間取り。こちらは2階です。
玄関を中心に、左右に専有部や水まわりが並ぶ構成。
壁を立てず、靴箱がパーテーションの役割を担うことで、ひとつながりの開放感のある空間が実現されています。
各フロアに、ガーデンチェアのセットも。
外出の前に、重たい荷物をすこし置いたり、なんて使い方もありそうです。
部屋のかたちは異なりますが、各フロアとも水まわりの設備はおおよそ同じ。
2階と3階はバスタブはなく、シャワー室が2つ設置されているのが大きな違いでしょうか。
そうそう、洗濯機の他にドラム式の洗濯乾燥機が1つずつ用意されています。
洗濯機は無料ですが、乾燥機能付きのものは1回200円。
これからやってくる梅雨の期間、乾燥機は忙しい人の強い味方。たまには、頼ってみても良いかも。
それでは、お待ちかねの専有部を見ていきます。
部屋の鍵は玄関と同じくナンバー式のオートロック。
暗証番号タイプのメリットは、鍵を忘れることや紛失することが無い点でしょうか。
明るい色のフローリングに、2面採光の101号室。
1階ですが、高台に建っているため日当たりはバッチリ。
日差しが強いときや夜間には、ロールスクリーンを下ろすこともできます。
ドアの色とロールスクリーンの色の組み合わせはフロアごとに異なります。自分の持っている家具との相性が良い色をチョイスするのも、アリかもしれません。
シンプルな長方形の間取りで、インテリアも考えやすそう。
各部屋にベッドはありませんが、希望すれば用意してくれるとのこと。長年愛用しているベッドがある方も、初めてのひとり暮らしの方も安心ですね。
天井まで届く大きな大きな収納は、なんとインドネシアの工場にオーダーして作った特別なものだそう。
このサイズなら、荷物の多い方でもスッキリとしたお部屋づくりができるのでは。
続いて206号室。
入り口に収納がある分、スペースを広く使えるのが特徴の間取りです。
広さは10.4畳。東京都心なら、半分の広さでもこの賃料では住めないのが現実。都心から離れた街でおくる、ゆったりとした暮らし。うーん、つい色々と考えてしまいます。
角部屋には出窓が付いているのもポイント。
お花や小物類などのディスプレイが楽しめそう。モノ置き場所と化してしまうと、外からとても格好悪く見えますから、女子としては注意したいところです。
やわらかな若草色が絶妙な302号室。
そっとドアを押し開けます。
101号室と同じ広さ。こちらもクセのないシンプルな間取りです。
背の高い家具をいくつか持っている方は、左右の壁面を活かした配置がしやすそう。
この広さの部屋なら、セミダブルベッドを置いても狭く感じないと思います。より快適な眠りを追求するなら、検討しても良い贅沢かもしれませんね。
では最後に、見晴らし抜群という噂の屋上へ。
トントンと階段を上ります。
やはり、屋上まで上がると空がグッと近くなる感覚。
子どもなら喜んで駆け回りそうな(大人でも充分駆け回れますが)、広々としたスペースです。
広さを活かし、物干しスペースがたっぷりと用意されています。
この日当たりなら、洗濯物もあっという間に乾いてしまいそう。階段の上り下りを頑張れるなら、毎日でも布団を干したいくらいです。
安全のため、小柄な女性と同じくらいの高さのフェンスがぐるりと張り巡らされていて、景色を見るのはこのフェンス越し。
天気の良い日は、沢登りなどでも人気の丹沢山地を見渡すことができます。昼間の青空も気持ち良いですが、日が落ちていく夕方の景色も、風情があります。
生活の必需品となりそうな自転車は、建物の脇にある屋根付きの駐輪スペースに。
駅周辺には時間制のものを中心に、多くの駐輪場があります。定期駐輪場だと月額1000円が相場の様子。申し込み時期などの詳細を、事前に調べておくと良いかもしれません。
町田まで特急で13分(急行で19分)、登戸まで急行で35分、新宿までは特急で約45分。特急を上手く使うと、移動時間を短縮できそうです。
駅前には、飲食店やファッションブランドが多数入った本厚木ミロードを始め、大きなビルが立ち並びます。
「仕事帰りに駅前に寄って、買い物を済ませて帰る」コースが日常となりそう。大抵の買い物は駅前で済ませられますし、便利な立地です。
駅前から続く大通り沿いを、数分歩くとバス停があります。
そのバス停から乗車し、15分ほどでシェアハウスの最寄りである「依胡田」に到着。バス停からは約7分(一部上り坂)の道程です。
「シェアハウスK 長谷」の運営管理を行っているのは、「株式会社小島組」さんです。
光が丘・中町に続く、本厚木で3件目の運営。会社も光が丘のすぐ近くにある、地域密着型の事業者さんです。
お父さんのような存在感で、物腰も柔らかく大らかな印象。多くの入居者さんと同じ年頃の娘さんを持つ、本当のお父さんでもあります。
入居者さんとのコミュニケーションの取り方は、とても良いバランス感覚。2010年から始めた運営経験の蓄積もあるのかもしれませんが、きっと、元々の人柄なのだと思います。
初めてのひとり暮らしを心配した親御さんも、実際にシェアハウスを見に来てお話をすると、すっかり安心して帰って行かれるとか。
運営していて一番嬉しいことはなんですか?と聞いてみると、こんな答えが返ってきました。
「やっぱり一番は、たくさんの入居者さんに出会えることですね。本当にいろんな方がいて、楽しいだけでなく勉強にもなります。
卒業して行くときは寂しくもあるけれど、毎回またいつでもおいで、と言って送り出すんです。実際に卒業した子たちは、近くまで来ると連絡をくれて。それが凄く嬉しいですね。」
やっぱり安心感のある環境がいいな、という方、ひとり暮らしが初めての方。お問合せはコチラからどうぞ。
事業者さんとの相性は、シェアハウスを選ぶとき、よく注意するべき大切なポイント。
第二の実家のような関係がつくれたら素敵ですね。
(テルヤ)
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